第八十五話 ページ11
ルーピン先生の、闇の魔術に対する防衛術の授業が始まろうとしていた。
ドラ ｢サクラ...｣
すぐ後ろでドラコの声がして、ドキッとしてしまう。
『あら、ドラコ。』
ドラ ｢さっきは...悪かった。｣
ドラコはシュンとした顔で私を見た。
さっき悪口を言っていた人と別人みたいだ。
『ドラコ、私怒ってないわ。』
ドラ ｢...腕、僕を庇って怪我しただろう？
僕が父上に言うから、あの化け物をどうにかしてもらおう。｣
『バックビークは何も悪くないわ。だから、貴方のお父様には言わないで。』
ドラ ｢でも...｣
彼が何かを言いかけたところで、授業が始まった。
タンスに入っている生き物はなんだと思う？とルーピン先生は質問をした。
｢まね妖怪ボガート。｣
ルー ｢その通りだよ。
では、ボガートはどんな姿をしているかな？」
ハー ｢誰も知りません。｣
ハーマイオニーがぽっとその場に現れて、その質問に答えた。
ハー ｢形態模写妖怪です。相手が一番怖いと思うものに姿を変えます。だから...」
ルー ｢だから、とても怖い...その通りだね。幸いボガートを退散させる簡単な呪文がある。じゃあ練習しよう。
Ah...杖なしでいいよ。言ってみよう " リディクラス " ｣
全員で呪文を唱える。
ルー ｢とても良い。
ここまでは簡単だけどね呪文だけでは十分じゃないんだよ。
...ボガートを本当にやっつけるのは笑いだ。ボガートを酷く滑稽な姿に変える必要がある。
じゃあ、ネビル前に出て。恥ずかしがらずに。
ネビル、君が一番怖いものは？｣
ネビ ｢スネイプ先生です...。｣
みんなから笑いがどっと出る。
ルー ｢ふふふ、いいね。君は、おばあさんと暮らしているね。｣
ネビ ｢はい。
でも、おばあちゃんに変身されるのも嫌です。｣
ルー ｢そうじゃない。
...おばあさんの服装だけ想像してごらん？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 249人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむちゃ〜 x他1人 | 作成日時：2024年1月24日 20時
