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「言うのやめるんで、私と付き合って下さい。」
横尾先生は深いため息を吐くと、すぐに机のプリントに視線を向けて仕事を再開させた。
はぁ……
またダメか。
今日こそイケそうな気がしたのになぁ。
ガッカリしたまま帰ろうとした時、ぶっきらぼうに話す横尾先生の声がして立ち止まった。
「・・・さっき言った約束、ちゃんと守れよ。」
「え……！えっ、いいの！？ほんとに？」
「ほら、仕事の邪魔だ。遅いから、もう帰れ。」
やったーーー！！
やったよっ、私！！
あの鬼より怖いヨコセンが、遂に私に沼落ちしたよ！
「んふっ……んふふふ。」
「気持ちわりぃから、笑ってんな。」
「んふふふーっ。先生っ、また明日ね？さよーなら！」
「おう、さようなら。寄り道せず、気をつけて帰れよな。」
横尾先生は私の目を一度も見ることなくさようならと口にした。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
恋って、こんなにもハッピーになれちゃうんだね。
「あぁ〜、幸せ過ぎる。」
なんて浮かれていたのは最初の頃だけ。
本当になんっっにも変わってないんだけど。
あれれ？
もしかして私、騙されたのかな？
うまく丸め込まれたのかな？
横尾先生との関係は1mmも変わってないけど、私たち本当に恋人同士でいいんだよね？
◇
「先生っ！！」
「びっくりしたぁ。おまえなぁ、毎回毎回もうちょい静かに入ってこれないのか？」
「大事なお話があります。」
「あぁ、なに？」
「私たちって、恋人同士ですよね？」
「は？それ、山野が言ったんだろ？」
「そうだけど……。」
横尾先生の眉毛がピクリと動いた。
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にかみつば(プロフ) - ななこさん» わー！嬉しいです(^-^)横尾さんの不器用なツンツンした優しさが私も大好きです！横尾担の方に好きと言ってもらえて感激です☆ (2021年5月21日 10時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 横尾先生の話めっちゃ好きです！私横尾担なので不器用だけど可愛い横尾さんを書いてもらえて嬉しいです♪ (2021年5月21日 10時) (レス) id: 5b7031692d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2021年5月20日 10時
