Childhood friend…59 ページ10
次の日から少しだけ
蛍の動きが違う気がした
今までなんとなく飛んでいたブロックに
止めてやるという意志を感じる
それから自主練にも毎日参加しているようで
ブロックだけでなく
赤葦さんにもトスをあげてもらうなど
蛍も新技習得のための
秘密特訓をしているようだった
そしてあっという間に迎えた合宿最終日
烏野は最後の最後まで負け続けだったが
それぞれの新しい武器が
ひとつひとつ完成されつつあって
今まさに歯車が周りだしていたのだった
月島「A、この前の聞いてたでしょ」
A「この前の？」
月島「僕が山口に怒られたやつ」
山口「エッ！？」
全ての練習が終わって
お楽しみのみんなでバーベキュー
肉を取り合う猛者たちから少し離れて
私たちは3人並んで腰を下ろしていた
A「…知ってたの？」
月島「山口が奇声あげるまで、こっちに向かってきてたの見えてたし」
A「なんだ。隠れちゃったじゃん」
山口「誰かに聞かれてたって知ると、恥ずかしい…」
月島「最近の僕はカッコ悪いらしいよ」
山口「ちょっ、ツッキー！」
A「プライド以外に何が要るんだ！！！って、忠くんカッコ良かったなぁ。惚れそう」
山口「やめてよAまで！」
A「あはは。…でも、本当カッコ良かったよ」
山口「っ……」
私が素直に褒めたもんだから
忠くんは赤面して黙り込んでしまった
月島「いつの間にそんなカッコ良くなったの？僕もなりたーい」
A「蛍、そろそろ許してあげよ」
月島「はーい」
最近少しぎくしゃくしていたから
こうして3人でのんびり無駄話ができるのは久しぶり
小さな幸せだった
澤村「月島もっと食べなさいよー」
木兎「肉だろ！！肉を食え！！」
ゆっくりしながら食べていると
他と比べてあまり食べていない蛍を発見してか
大地さんや木兎さんから肉とおにぎりが
山盛り乗せられた皿を渡される
…これ絶対楽しんでる
月島「こんなに無理だって…」
A「これ食べられたら、蛍もカッコ良くなれるよ」
月島「ふざけんな」
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蒼月(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます^^すぎるくらいの幸せな二人を書きたかったので、そう思って貰えて嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2016年1月18日 9時) (
レス) id: 045a0ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごい幸せそうでキュンキュンしました！こういうほのぼの恋愛大好きです！これからも応援してます！ (2016年1月18日 1時) (レス) id: 1203067f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2015年2月11日 22時
