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Childhood friend…56 ページ7

山口「ハァ…ツッキーは…昔から何でもスマートにカッコよく熟して、俺いつも羨ましかったよ」


月島「…だから?」


山口「……最近のツッキーはカッコ悪いよ!!!」


月島「!」


山口「日向はいつか小さな巨人になるかもしれない。だったらツッキーが日向に勝てばいいじゃないか!日向より凄い選手だって、実力で証明すればいいじゃないか!!身長も頭脳もセンスも持ってるクセに、どうしてここから先は無理って線引いちゃうんだよ!?」


月島「…例えば、すごく頑張って烏野で一番の選手になったとして、その後は?万が一にも全国に行くことができたとして、その先は??果てしなく上には上が居る。例えそこそこの結果を残しても、絶対に1番なんかになれない。どこかで負ける。それをわかってるのに、皆どんな原動力で動いてんだよ!?」





二人が声を荒げて言い争う姿を
長い間付き合ってきた私が初めて見た


蛍の言葉に忠くんは覚悟を決めた表情を見せると
勢いよく蛍の胸ぐらを掴んで言い放った



山口「そんなモンッ…プライド以外に、なにが要るんだ!!!」


月島「!?」





忠くんの言葉に
まるで鈍器で殴られたかのような衝撃が走った

だけどその言葉は阻まれることなく
心にすっと入ってきて


今まで私や蛍が悩んでいたこと
全てを吹っ飛ばすような一言だった





月島「…まさか、こんな日が来るとは…」


山口「!?」





暗闇の中でやっと見えた蛍の横顔は

胸のつっかえがなくなったような
清々しい笑みを浮かべていた





月島「…お前いつの間にそんなにカッコイイ奴になったの」


山口「エッ!?」


月島「お前、カッコイイよ」


山口「??」


月島「でも納得はできない。…ちょっと聞いてくる」


山口「!?ツッキー!?」





そう言うと蛍は引き返して
第3体育館の方へと向かって行った


少しして忠くんも戻っていく


私は暫くその場から動けなくて
笑みを零しながら酷く安堵した

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蒼月(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます^^すぎるくらいの幸せな二人を書きたかったので、そう思って貰えて嬉しいです!応援ありがとうございます! (2016年1月18日 9時) (レス) id: 045a0ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごい幸せそうでキュンキュンしました!こういうほのぼの恋愛大好きです!これからも応援してます! (2016年1月18日 1時) (レス) id: 1203067f9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2015年2月11日 22時

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