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Childhood friend…67 ページ18

A「蛍。おーさーら」


月島「………」


A「要らないの?」


月島「…要る」





そこから甘い雰囲気…になるわけではなく

私も慣れてしまった分
日常の一部と化してきている


だけどこれも私たちらしいと言えば
らしいと思うし

なにより二人で過ごす何気ない時間が好きだ





A「ここのお店のは初めて食べたけど、ケーキ美味しかったね!」


月島「ショートケーキはAの作ったやつの方が好き」


A「何それ。そんなわけないじゃん。あ、今度は青城の方にできたケーキ屋さんに……うわっ!」





片付けようと二人分の食器を重ねていると

再び後ろから伸びてきた腕に
腰を引かれてそのままソファへ


目を開けるとそこには蛍の顔と
後ろには天井


なんだかデジャヴ


少しの間見つめ合った後
蛍は一瞬顔を歪めて私の胸に顔を埋めた





月島「これからは、何かあったら一番に僕に言って」


A「どうしたの?この前のこと、まだ気にしてる?」


月島「…僕がAの一番で居たい」


A「珍しいね、蛍がそんな事言うの。…今までの人生の中で、蛍以上に私の側に居た人なんていないよ?」


月島「…じゃあその言葉、これからも一生変えさせないから」


A「っ…うん!私もずっと蛍の側に居たい。ずっと隣に居て。…離れたりなんかしたら許さないから」


月島「…今のセリフ、病んでそう」


A「……ふふっ、浮気したら……んんっ」


月島「っ……。…絶対ないよ。僕にはお前だけ。Aが好き」


A「…私も…蛍が大好きだよ…!」





きっと私たちのことだから

これからの生活も
今までとあまり変わらないのかもしれない


誰よりも近い距離で

一緒に笑いあって
時には喧嘩して


だけどこんな日々が
ずっと続いていくんだと思えることが

何よりも幸せなことなんだと思うと
涙が止まらなかった





月島「ねぇ、何泣いてるの」


A「何だか急に……う…嬉しくて…?」


月島「なんで疑問形?…嬉しいなら笑いなよ」


A「…ふふっ…こう?」


月島「うん。そのアホ面で笑ってて」


A「アホって…蛍だってさっきから笑ってるよ?」


月島「えっ…」


A「気づいてなかったの?…すごく、幸せそうな顔してる」


月島「…自惚れすぎ」


A「…違うの?」


月島「っ……違わないっ…!」


A「あははっ!」

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蒼月(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます^^すぎるくらいの幸せな二人を書きたかったので、そう思って貰えて嬉しいです!応援ありがとうございます! (2016年1月18日 9時) (レス) id: 045a0ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごい幸せそうでキュンキュンしました!こういうほのぼの恋愛大好きです!これからも応援してます! (2016年1月18日 1時) (レス) id: 1203067f9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2015年2月11日 22時

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