Childhood friend…50 ページ1
山口「A!少しだけサーブ見てくれない?」
合宿3日目
午前の練習が終わって荷物をまとめていると
忠くんに声をかけられた
昼食の時間も限られているので
少しだけならと了承してコートに向かう
一息置いて彼は現在練習中の
ジャンプフローターサーブを打った
山口「どうかな?前よりは良くなったと思うんだけど」
A「うん!フォームもしっかりしてきたし、短期間でここまでできるなんてすごいよ!」
山口「そこまで褒められると照れる」
少し赤みのかかった頬で
照れくさそうに笑う忠くん
つられて私も笑顔がこぼれた
それから忠くんは数本サーブを打って
練習を切り上げた
一緒に食堂へと向かう途中で
忠くんは先ほどとは違う声色で口を開く
山口「Aはさ。ツッキーのこと、どう思う?」
A「えっ!?」
山口「ツッキーがああなのはいつものことなんだけど。…みんな今回の合宿は特に力入れてるし、ツッキーも何か自主練とか…しないのかなって……」
A「あ、そっちね」
山口「え?」
A「ううん、何でもない!」
私の気持ちが忠くんにバレたのかと
一瞬ドキッとした
忠くんの表情は真面目だけど
不安が混じっていて
心から蛍のことを
友達として大切に思っているんだと感じる
A「…本当は本気でバレーしたいのに、それでも割り切れないって感じかな。……私のせいでもあるから、私からは何も言えないんだけどね」
山口「そんなこと…」
A「あるんだ。そして必ずしも私みたいになるわけじゃないって、理解してるのもわかってる。だけど…」
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蒼月(プロフ) - りーさん» コメントありがとうございます^^すぎるくらいの幸せな二人を書きたかったので、そう思って貰えて嬉しいです!応援ありがとうございます! (2016年1月18日 9時) (レス) id: 045a0ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - すごい幸せそうでキュンキュンしました!こういうほのぼの恋愛大好きです!これからも応援してます! (2016年1月18日 1時) (レス) id: 1203067f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月 | 作成日時:2015年2月11日 22時