小さな向日葵【東海オンエア】

もうひとつの再会 ページ22

てつやside


としみつを除く東海オンエア全メンバーが今、一つの目標に向け心を一つにしている。そう、花屋だ。

あのとしみつが一目見て恋に落ちたという女性。

…一体どんな子なのか。はやる気持ちが運転スピードに出てしまいそうだ。いかん。
岡崎観光伝道師たる者、地元での速度違反など言語道断！！！

俺の車ととしみつの車、2台で花屋へ向かっている。俺の運転する車には、しばゆーとりょうが乗っている。りょうは花屋の場所をきちんと把握してるから、ということで案内役として助手席に乗ってくれている。

てつや「今頃向こうの車内はどんな話で盛り上がってんだろうなー」
しばゆー「聞いても詳しく教えてくれんだろ、アイツ笑 」
りょう「俺少しはわかるけどね笑」
しばゆー「あっそうやん、りょう知っとうやんか！としみつよりよっぽど情報源やん！！」
てつや「いや〜でもやっぱ本人の抱いた印象気になるやん？」
りょう「そこだよね〜〜アイツ全然教えてくれんし…あっそこ左折ね」

「ほいほ〜い」と返事して左折。商店街的な通りに入る。少しスピードを落として花屋を探す。

りょう「あっあそこあそこ！アレが例の花y…あっAさんいるじゃん！！！」
てつや&しばゆー「えっどこ！！？！？」
りょう「おーいAさーん！！」

A「…あっ！りょうさん！」

大慌てで車を止め窓の外に目を向ける。



───あれ？



妙な感覚がよぎる。
サラッサラの髪にキレイな肌。植物の葉の上の水滴が反射した、太陽の光に目を細める柔らかい表情。
この感じ。どこかで、どこかで────


てつや「あーーーーーッッッ！！？！？」
しばゆー「何ッ！？てつや何ッ！！？」
りょう「えっまさか、知ってr」

てつや「Aちゃんやん！！？！！？！？」

A「えっあの… …あれ！？てっ、」



A「てつやくんっ！！？」

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