推し仲間じゃなかったの？ (ページ5)

今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:1,119 hit

喋ったことある？ページ5

･

「ねぇ、田隈ちゃん」

『あ"ーも、揺らさないでよ』

深澤くんと、仲良くなってから月日がたった、相変わらず、田隈ちゃん呼びだし、私も深澤くん呼び、あくまでも推し仲間として仲良くしてもらってる

肩叩くとかあるでしょーがよ、そもそも授業中話しかけないでよ、バレないように、深澤くんの席に近づけては、耳を貸した

「推しと話したことある？」

『馬鹿』

授業中に話す内容じゃないでしょ？どう見ても、
そう呟いては、授業に集中するようにした、テストに出るところだから、頑張らなきゃ行けないのにさ、

推しとかぁ、話したことないな。
前、ぶつかった時に、会釈したぐらいだけど、

そういう、深澤くん話したことがあるのかな、別にいいんだけどさ、

休み時間、今度はトントンと椅子を叩いてきた深澤くん。
振動が来るのは変わらないけど、さっきよりも優しくて、少しびっくり

「ねぇ、田隈ちゃん」

『ん？何』

「話したことある？」

『ないよ、あ、でも会釈はした、』

「ふーん」

聞いてきた割には興味無さそうに言ってくる彼
なんなんだ、この人。

『じゃあ、深澤くんは話したことあるの？』

「これがあるんだなぁ、あそんだこともある、しかも渡辺もね」

『ねぇ、自慢なら聞きたくなかったんだけど』

まじタチ悪い、ドヤ顔して言ってくる彼の頭を軽く叩いてやった。

「いって、何すんだよ」

『そんな痛くないでしょ、オーバーリアクション過ぎ、』

軽く叩いただけだから、ペちっぐらいだから、

周りの目に気にせず言ってくるから、怖いんだけど、怖いイメージなんてつけれたくないし、この人案外持てるから、視線が痛いし、

『馬鹿』

「それは言い過ぎでしょ」

『それは無いから、事実』

でも、いいな、遊んだことあるのって、私なんて話したことないし、まぁ彼の性格だからでしょ、フレンドリーな感じ、そりゃあ遊べるわけだ

「今度、話しかけるように行ってあげようか？」

何言ってんだこの人は？