推し仲間じゃなかったの？ (ページ4)

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わかって欲しいけど… ページ4

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推しの距離感がすごい件について

毎回廊下見ると分かるけど、べったりじゃないんだけど、距離感がすごい。

彼は潔癖そうだから、こんなベタベタ近ずくこととか多分苦手そうだし、ないんだけど

距離感すごいなぁって思ってしまう。今日なんて、阿部くんと歩いてた時、肩触れそうだったし

「ちょ、距離近くない？」

その時は、椅子をガンガン傾けられながらも、悶絶してる深澤くんの姿も見れたし、いや分かるけど、目立つからやめて欲しい

『辞めて、』

「いやだってさ、見た？見てたよね？」

『いや、ちゃんと見てるから！！』

やばかったのは同じだけどさ、これ以上やったら周りにバレるよ？もしかしたらつるんでる私も疑われるし、

「いや、ヤバいって、あの表情」

『分かるけどさ、バレるのも時間の問題になるよ？』

「あ……」

やっと、気づいてくれたよ、
そうだったねと、少し恥ずかしがる深澤くん

『まぁ、やばかったよね、ふつーに』

「最近、渡辺距離近いもんな」

なんつーかって、私の言いたいことを全て言ってくれる、深澤くん

そう！そーなの！！、あってる！！理解者いて嬉しいなこれ、

『あの時の、うれしそうにしてる、阿部くんも良かったよね』

「分かる！阿部可愛いよな」

『まぁ、私は渡辺くん推しなんだけどね？』

「くっ、いや同担はいやだけど、ハマって欲しい」

何を言ってんのこの人、でもいいたいこと分かるかも、わかって欲しいけどわかって欲しくない、推しの良さ。分かち合いたいけど、分かち合いたくない、この曖昧な気持ち、

まぁ、私が阿部くん推しになる訳でもないし、彼が渡辺くん推しになることも無いだろう。何となくだけど、だから言えてるんだと思う、お互いにね

『絶対やだ、ハマるとしても宮舘くんじゃない？』

「そこは、岩本だろ」

推し被りはないな、多分。