さっきまでね ページ3
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『え、パニックパニック』
「こっちも、まさか同士いるなんて」
まさかのまさか、チャラいなぁって嫌なイメージがあった、深澤くん。同士だったなんて……
「阿部くんが好きなの？？」
『違くて、私渡辺くん』
「良かったぁ、俺は阿部ちゃんが好きだから」
まさか、深澤くん同担拒否？？
やば、一瞬でなんかうちとけた感じがする。
だって、なかなか言えないじゃん。学校の人が好きなんてさ、好きな人として好きなのとか聞かれるし、もしかしたら引かれたり、本人にバレたりしたら嫌だ。
だから隠してた、けどまさか同士がいたとは、
『阿部くんって、渡辺くんとよくいるよね？』
「同じクラスらしいからだってよ、笑」
「まじ可愛い」とか言いながらも、もうオープンな彼
時々声が聞こえてくる阿部くんと渡辺くん。いつもは宮舘くんといるイメージがあったから、理由も知って何となく納得する。
「俺深澤辰哉」
『知ってる』
何故かまた自己紹介をし始めた彼。
何故 ？？？
「意外と毒舌？田隈ちゃんって笑」
『違うし』
「図星？」
『ちがうって馬鹿澤』
「ちょ、初対面でこんなこと言う？」
あ、そうだ、さっきまで、初対面だったんだ
こんな早くうちとけた人初めてだ、いつも怖がられたり、自分の人見知りとかで、なかなか初対面で話す人なんていないし、
馬鹿なんて、相当ないと言わないし、
『あ……、ごめん』
「んふ、別にいいんだけどさ？今日で田隈ちゃんと打ち解けられたから」
ふふんっと、鼻を鳴らしながら言ってくる深澤くん。
こんなの、惚れちゃうんだろうなぁ、とはいい、ビジュもそこまで悪くないから、普通にモテるでしょ、
まぁ、私は渡辺くんいるから、そんなことないんだけどね？？
「あ、そーだ！」
『ん？何？』
「このこと広めるなよ！田隈ちゃんが初めてなんだから！」
『こっちもね』
バレたらやばいんだから、
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作者名：Aroma | 作成日時：2023年10月6日 23時
