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「ほらぁ、やっぱりサボってんじゃん！」
「仲良くお昼寝ー？」
「違う！……いや、違くはないんだけど！」
「ほぉんと、仲良しだよねぇ！AHAHAHA！」
何が楽しいのか見た目通りのアメリカンな笑い声を響かせるジェシーくん。
「樹全然起きないじゃん！見てぇー白目向いてるー」
顔を覗き込んで大笑いする慎ちゃん。
そんな近くで笑ってたらお兄ちゃん起きちゃう…って起きた方が良いのか。
だって…。
「やばっ！掃除全然終わってない！」
さっきまで差し込んでいた西陽はなく、窓の外はオレンジ色に染まり始めていた。
慌てて立ち上がった私のせいで、お兄ちゃんの首があらぬ方向に曲がった気がする。
「っ！！！」
おかげで目は覚めたみたいだけど。
「ねぇ今の曲がり方ヤバくない？！」
「ちょっと樹、大丈夫〜？」
「え？なんでおまえらいんの？てかなんで笑ってんの？」
心配そうな言葉とは裏腹に、2人の顔は完全にニヤニヤしてるし、起き抜けに目の前に現れた2人にお兄ちゃんは驚いてるし。
その顔を見てまた大笑いし始めるし。
「おまえらの笑い声階段まで聞こえてるよー」
収拾が付かなくなってきた頃、現れた高地くん。
2人の笑い声が聞こえたからかうっすら笑顔を浮かべている。
ジェシーくんがすかさず�爐魁爾繊∧垢い討茘瓩閥遒唄鵑辰拭�
「村上先生が職員室の前で肩ブンブン回してたけど、大丈夫そ？」
そして、その後ろからやっぱり笑顔を携えて。
新学年になってから転入して来た松村さんが顔を覗かせた。
高3で転入なんて珍しいし、恐ろしく整った顔面も手伝って今うちの学校ではかなり話題の人…だと陽奈ちゃんが言っていた。
時々お兄ちゃんの話には上がるけど、もちろん私は話した事はない。
微笑む松村さんとパチっと目が合って、一瞬で逸らされた。
「マジで？！やべぇ寝過ぎた！ちょっとおまえら手伝って！」
「頼み事する人の言い方じゃないのよ」
そうは言いながらも、さっきお兄ちゃんが放った雑巾を手に取って。
松村さんが�爐海蛙，韻侘匹ぁ��瓩箸△燭蠅鮨，�始めた。
�爐靴腓Δ�ねーなー�瓩箸澆鵑覆蘯蠹舛辰討�れる様子。
課されたペナルティはみんなのおかげでなんとか終わりそうだ。
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月2日 20時
