33. (side Hokuto) ページ33
最初こそ樹たちの母親がせっせと焼いてくれていたものの、その左手がいつの間にか缶ビールを持っていて。
樹曰く�猝覿侈世韻任い弔發録欧討襪呂困了�間�瓩離▲襯魁璽襪�効いたのか、早々に焼く事を放棄した。
今はジェシーのやる一発ギャグ見ながら俺らの輪の中で一緒になって大盛り上がりしてる。
代わりにコンロの側から離れられなくなってんのはA。
�爐�客さんなんだから座ってて�瓩覆鵑徳把召乏擇靴鵑犬磴辰討襪韻鼻⊆蠹舛Δ�らいなら良いだろうか、と腰を上げると同じタイミングで樹が立ち上がった。
迷う事なくAの所へ向かって、背後からその肩に自分の顎を乗せた。
Aが、�爐錙�誰？！�瓩閥辰�の声を上げる。
そんな事はわざわざ聞かなくてもわかりきってると思うけど。
だって樹がいるのに他の誰かがそんな事したら、何言われるかわかったもんじゃない。
「…俺」
「もー、お兄ちゃんビックリさせないでよ」
「なぁ肉焼けてる？」
「もう焼けるよ。もうちょっと待って」
「別に食いたいわけじゃねーよ」
「じゃあ何？」
「代わる。オマエあっちで少し休んだら？ろくに飲み物も飲んでないだろ。とりあえずこれ飲んどけ」
わずかに聞こえる内容と、手渡されたペットボトルのジュース。
�爐△蠅�と�瓩�Aがそれを受け取って。
「でも大丈夫だよ。今日の主役に焼かせるわけにいかないし」
「主役なんてあってないようなもんだろ」
「そんな事はないだろうけど。てか離れてくれない？」
「えー」
「えー、じゃなくて。危ないよ？」
「やだー」
とか言いながらも渋々といった様子で樹が離れた。
こっちはこっちで相変わらず盛り上がっているし。
もしかしなくても、これは再びチャンスなんじゃない？
盛り上がる輪を抜けてそっと2人に近付くと、樹と目が合う。
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作者名：メロン | 作成日時：2024年1月2日 20時
