Destiny ～３～【ars】 (ページ45)

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人肌ページ45

玄関を閉めると同時に壁に押し付けられ、両手首を掴まれ頭上で押さえつけられる。

私を見下ろし、噛みつくような口付け。
それでも口内に入ってきた舌は、ゆっくりと私を追い回す。

A『ん……んん……はぁっ………』

少しの隙間に声を漏らすと、彼はクスっと笑い、私を抱き抱え寝室へ。

ベッドに絡み合いながら倒れ込み、お互いの服を脱がせる。

もどかしささえ感じられる。

全裸になれば、胸の膨らみに首筋にキスが降り注ぎ敏感な身体へと導かれ
簡単に貫かれた。

私の上で揺れる彼………。

増田『…はぁ……はぁ……すごい……いいよ………』

こうなるまで時間はそんなにかからなかった。

心の渇きを癒して、と教えられた日から、定期的に増田さんは店に訪れた。

いつも笑顔で

楽しそうに話す増田さんに

私の心は癒されてた。

知り合いのお店で身を隠してる事を告げても、
増田さんは明るく笑ってくれた。

どこに住んでるかも聞かないでいてくれる。

――ある日、お店が終わる頃に現れた彼は

増田『もう少し飲みたいから山咲さん付き合ってくれません？』

そう言って、照れたようにはにかんで。

承諾すると無邪気に喜んでくれた。

近くのbarで飲みなおし、ほろ酔い状態でお店を出た真夜中。

そこでキスをされ、耳元で

増田『ごめん。でも山咲さんが欲しい。』

拒むことも出来たのに、彼の家に着いていった。

好きとか、そんな感情の前に
ただ人肌が恋しかっただけなのかもしれない……。
その日から、身体を重ね合う関係が始まった。

A『あぁっ……はぁ……い…や……っ』
私を揺らしながら、なおかつ敏感な部分を指で責める。

A『んんっ……もうダメっ………あっ…』

増田『…相変わらず感度いいね』
彼が低い声で言えば下腹部は従順に反応し、
指の動きは激しさを増し、蜜は溢れ彼自身を締め付ける。

増田『あぁ…っ…ダメだって……』

彼の堪えるような声に余計に締まり、なにも考えられなくなる。

増田『くっ……！はぁ…はぁ…も……いくっ！』

言葉と同時に激しく腰を打ち付け、

A『あっ…あっ…あぁっ！』

絶頂を迎えた。

彼の手が髪を撫でる。

肩に、背中に、キスをしてくれる。

甘く微笑む彼。

増田『これ…痛む？』

そう言って、左胸の上の傷に優しく触れる。

A『……今は全然。』

傷より、胸の中が痛むのは………

彼らを思うからだろうか。