Destiny ～３～【ars】 (ページ43)

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メールページ43

相葉『目覚めた!?』

大野『Aちゃん……』

松本『よっしゃ！』

櫻井『病院！行こう！今から！』

日本についてから３日目。

スケジュールは休みだけどマンションから出るなって言われてるから暇で。

松本『飯食いに来いよ。』
って松潤からのメールで皆集まって。

ニノは昨日も今日もAのところに朝から行ってる。

二宮『Aが傷つくからお前らは絶対来るな。』
って言って……。

まるでお葬式か？ってくらいみんな暗くて。

わかってるよ。みんな。Aを傷つけてしまった、ってこと。

大ちゃんがずっと悔やんでて…

大ちゃんだけじゃなくて、皆そうで…
俺だって……

―――笑ってて欲しい

あんなこと言ったのに……笑顔を奪ったのは俺。

遠藤さんが怒るのも当たり前だ。

いつも１番に俺たちのこと考えてくれてた。

いつも必ず守るから、って言ってくれてた。

―――皆逃げて！

刺されても闘ってくれた。

考えるのはAのことばかりで………

で、お葬式状態での食事中に鳴った俺の電話。
見ればニノからで………

相葉『もしもし！』

二宮『……起きたよ、眠り姫。』

相葉『目覚めた!?』

二宮『あぁ。でも……………』

電話を切る。

皆が病院に行こうって盛り上がってて。

相葉『…みんな。』

大野『なに？………え、なに？』

俺の顔色で、良くない話だとわかるんだろうな。

相葉『病室の外で重田さんを見たって……。だから俺らは行くな、って。とりあえずニノは仕事に戻るって……。』

松本『…仕事？』

櫻井『……あいつオフだろ、今日。』

相葉『事務所に行くって言ってた。』

大野『重田ってヤツ居るんじゃAちゃんあぶねーんじゃねーの？』

相葉『俺も言ったんだけど、俺達じゃどうしようもない、って…』

その夜は結局ニノにも会わず、

次の日から仕事が入ってて

いつAに会えるのか、なんて考えてて

夜はまたニノが病院に行くって言ってたな…。

仕事が終わって家に帰り、

１人でソファーでぼーっとしてたら

メールが来て。

二宮『Aが消えた…』

って…………。