Destiny ～３～【ars】 (ページ36)

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対峙ページ36

二宮『………アイツの気持ち、考えてみろよ…』

ニノが泣きながら言う。

二宮『ずっと仲間だ、って言ったそばから…』

おいらはバカだ。

二宮『…よく言うじゃん。失ってから大切なものだと気づかされるって……』

Aちゃんが居なくなるなんて………

二宮『……お前らはバカだよ…』

Aちゃんが居なくなるなんて絶対ダメだ！

車が病院に着いた。

一応裏口に回る。

全員同じ格好してるから嵐だとバレてないけど逆にすげー目立つ。

集中治療室に居ると聞いて、おいら達は走った。途中で看護師さんに怒られたけど…止まれなかった。

Aちゃん……どうか…どうか無事で……

廊下を曲がって１番奥。

手前には長椅子が置いてあり、誰か座ってる。

おいら達はスピードを落としその人の前で止まった。

相葉『………なんで…』

遠藤『…どういうことですか、重田さん。』

………！この人が……俺らを狙ってる…

重田『どうも、遠藤さん。他の方ははじめまして、かな？あー……相葉さんには会ってますね。』

相葉『Aになにした！』

重田『…静かにしてください？ここ、病院ですよ？』

そう言って、右手に銃を持っていると教えた。
櫻井『………っ』

重田『バカみたいに騒ぐんじゃないよ、まったく…』

二宮『……Aは？』

重田『…眠ってる。』

二宮『……じゃあ！』

重田『…一命は取り止めた。』

二宮『………良かった…』

本当に良かった…！

遠藤『……重田さん。なぜ彼らを狙うんです？なぜこんなことをするんですか？』

重田『…何か勘違いしてるようだから教えるけど。俺はただ仕事してるだけっすよ？(笑)』

松本『え、どういうこと…？』

重田『お前らをどうこうしたいのは俺じゃないってこと。俺は依頼されて狙っただけだし。本当の敵は他に居るんだよ。』

大野『じゃあAちゃんの怪我は…』

重田『あぁ。それは俺(笑)。』

大野『な………っ！』

重田『…こいつ怪我してんのに俺とやりあう気満々で(笑)。どうせ言ってもきかないヤツだし。こんな怪我人とやり合って勝っても全然嬉しくねーから。３発４発ぐらい弾かすめさせて大人しくさせといた。まー胸の刺傷から意外と出血しちゃつてたのは想定外だったからなー。』

相葉『…どういう』

重田『だからー。こいつが完治するまで、俺は姿を消すから。その間お前らを狙う事はしねーよ。俺は、な。』

遠藤『……じゃあ山咲さんが治ったら……』