story21 ページ22
・
「……………………ん」
目が覚めた時、感じたのは少しの寒気と硬い床の感覚。
うっすら目を開けると、目の前にはわたしに背を向けて横になるテヒョンがいた。
ああ、思い出した。
わたしたちはお酒を飲んでいた。
そしておそらくわたしたちはそのまま寝てしまったんだ。
「いた……………………」
起き上がろうと体を起こすと、今まで体感したことの無い珍しい頭痛に襲われた。
ああ、お酒の飲みすぎだと自分を責める。
………責めたはいいものの、
この広いリビングにはわたしとテヒョン以外誰もいない。
うっすら目を開けて周りを確認しても、ジョングクとジェニの姿がなかった。
二人とも、どこに行ったんだろう。
寝起きの頭は上手く回転してくれない。
二人を探そうと立ち上がろうとした時だった。
・
TH『……………行くな』
声が聞こえて振り向くと、先ほどまで寝ていたはずのテヒョンがわたしの腕を掴んでいた。
「なん………で?」
テヒョンはじっとわたしを見つめるだけで何も答えてはくれなかった。
・
「…………えっ、ちょっと!」
しばらくの沈黙の後、わたしは気づくとテヒョンの腕の中に収まっていた。
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kumitake84(プロフ) - 受験勉強頑張ってくださいね!更新できる時で良いです。楽しみにしています! (2021年10月10日 0時) (レス) @page36 id: f676af609a (このIDを非表示/違反報告)
ルウナ(プロフ) - kira rinさん» コメントありがとうございます!本当に素敵な曲で、それをイメージして書いています!期待に添えるよう、がんばります(*^^*) (2021年10月4日 20時) (レス) id: 76db9cd592 (このIDを非表示/違反報告)
kira rin(プロフ) - 米津さんの作品は、想像膨らみますよね。ハチPのころから好きなので題名に誘われて読んだら…良作じゃないですか☆頑張って下さいね!期待してます(*´∀`)♪ (2021年9月29日 2時) (レス) @page1 id: 0447791661 (このIDを非表示/違反報告)
ルウナ(プロフ) - KARINさん» わああ、初コメント本当に嬉しいですありがとうございます!!頑張ります^^ (2021年9月21日 13時) (レス) id: 76db9cd592 (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - すごく面白いお話っ!頑張ってください!心の底から応援させて頂きます! (2021年9月21日 11時) (レス) id: 45c5b863c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルウナ | 作成日時:2021年9月20日 23時