恋と病熱 ~TH.JK~

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TH『もーやめて俺にすれば？』

「あんたは死んでもないわ」

TH『ひどっ。こっちがないわ、』









正直、テヒョンを恋愛対象として見たことは一度もない。
きっと向こうもそれは同じ。


今までお互いに恋愛相談に乗ってきたし、お互いドキドキしたこともない。
わたしたちにはそんな感情は一切なくて、本物の男女の友情ってやつがある。









「もー、どうすればいいの？」

TH『んー、やっぱ積極的に行くしかないんじゃん？』

「わたしは無理だって…………」









テヒョンはじゃあ一生無理だな、なんてさらっと怖いことを言い始めて。


そもそもジェニは誰が好きなんだろう。
小学生の頃はよく好きな子の話をしていた。
それが中学校、高校と進んでからはあまり聞かなくなってしまって。


たしかにわたしもジョングクのことが好きだなんて小っ恥ずかしくて言えない。
もしかしたらそれと同じように、ジェニも二人のどちらかが好きなんだろうか？


もしもそれがジョングクだったら……









ああ、わたしの片想いもついに終わりか。









わたしたちはレジを済ませて再び雨の中家へ帰った。

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