125 - 番外編 ページ15
【海だ夏だ!4】 淡々と
*
数は多いが、一体一体の呪力はあまり強くない。
厳しく見積もってもせいぜい3級程度。
これはあれだな、お盆の時期に海に近付くと死者に引きづり込まれるという言い伝えの恐怖から産まれた呪だな。
呪は元々存在していたが、こんなに増殖したのは去年の行方不明者のせい。
あれは紛れもなく事故で、それを死者のせいだと勘違いした人々のせいでもっと強力になってしまったんだろう。
なんて、憶測を考えながら呪霊を切り裂く。
釘崎
「あーもう!面倒臭いわね!」
釘を放ちながら野薔薇がキレている。
海で散々遊んだ後の深夜の任務。
疲れててイライラするのもまあわかる。
A
「終わったらお風呂入って速攻寝よ。」
伏黒
「無駄口叩いてねぇで片っ端からさっと祓うぞ。」
恵はそう言って剣で呪霊を切る。
式神を2体、玉犬と鵺を出して本格的に呪霊狩りに取り組んでいる。
手数が多いのは非常に助かる。
虎杖
「りょーかいっ!」
チラリと悠仁を見ると、彼は飄々と呪霊を祓っていた。
マジかあいつ、今日一番はしゃいでたのにまだめちゃくちゃ元気じゃん。
釘崎
「A!手ぇ抜いてないでちゃんとやれ!」
のらりくらりと呪霊を祓っていたら野薔薇からお叱りを受けた。
A
「しゃーない。」
刀を仕舞い、速さに特化したナイフを持つ。
A
「さっさと終わらせるか。」
*
五条side 高専にて。
五条
「もしもし〜、約束の金は振り込んどいたよ〜。」
「ちゃんと撮ってくれた?」
「てか気付かれなかった?」
冥冥
「勿論さ。」
「私が気づかれるような甘い尾行すると思うかい?」
五条
「流石は冥さんだね。」
「じゃ、そのデータ送って頂戴。」
冥冥
「…ちょっと思ったんだが、五条君。」
「これ、Aにバレたらどうなるかな。」
五条
「…料金上乗せするからくれぐれも内密に。」
冥冥
「流石は五条君、話がわかるな。」
冥さんからAが海で楽しむ様子のデータを無事受け取り、口止め料として+何百万を振り込んだ。
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mito(プロフ) - みんとさん» こちらこそありがとうございます!他にもリクエストありましたらお願いします! (2021年2月25日 21時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - mitoさん» ありがとうございます!! これからも応援します!! (2021年2月25日 21時) (レス) id: 10875fa8fc (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みんとさん» リクエストありがとうございます!!五条家の落し物4で書かせて頂きます! (2021年2月25日 20時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - 突然すみませんm(。>__<。)m五条先生へのプレゼントを恵くんか虎杖と買いに行っているのを五条先生に見られて、喧嘩しちゃうのとか見たいです……!! (2021年2月25日 20時) (レス) id: 10875fa8fc (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» いえいえ!ネタ切れになりつつあるので、リクエスト下さると本当に助かります!他にも何かありましたらお願い致します!笑 (2021年2月23日 16時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月29日 5時