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65 - 本編 ページ5

【伏黒恵の覚醒】 八十八橋の呪い





後ろの席には、悠仁と恵と野薔薇の3人が座っている。
仲良しか、狭くないのか。
先程、被害者の知人の家に行ったが葬式が行われていた。
どうやら他の被害者たちと同じ殺され方らしい。


釘崎
「手がかりなくなったわね。」


A
「しょうがない。」


明ちゃんが運転する車で被害者が在籍していたという中学校へと向かう。





着いた先は、埼玉市立浦見東中学校。


新田
「あ〜唯一の手がかりがぁ〜。」


虎杖
「ドンマイ!!この中学に何かあるって!!」


車から降りて驚いた。
私と恵が通っていた中学校じゃないか。
そそっと恵に近付き顔を見れば、変な顔をしてた。
まぁ中学でヤンチャしてたもんね。


A
「…懐かしいね、恵。」


伏黒
「…あぁ。」





釘崎
「おっ、分かりやすのがいるわね。」
「ぶん殴って更生させましょ!」


虎杖
「なんで?」


A
「あ。」


あの2人見たことあるぞ。


中学生
「おっ、お疲れ様です!!」


釘崎
「何よ理解してるじゃない…。」


中学生
「卒業ぶりですね伏黒さん!!Aさん!!」


勢いよく振り向き私達を見る野薔薇と悠仁。
なんだその顔は。


伏黒
「俺、中学、ココ。」


A
「同じく。」


釘崎
「それも驚きだけどそうじゃねぇだろ。」


虎杖
「何した、オマエら中学で何した。」


野薔薇たちは私と恵の頬をむぎぎっとつまんだ。
いたいいたい、私は何もしてないよー。


虎杖
「いやアイツらに聞いた方が早いな。」


釘崎
「おいバカAバカB、伏黒に何された。」


中学生
「俺ら…ってか、この辺の不良半グレその他諸々…」
「伏黒さん達にボコられてますから。」


伏黒
「……ボコッ…た。」


A
「私は何もしてない!したのは恵!」


巻き込まれたくないし、両手を上げて無実アピールをした。


釘崎
「なんでさっきからカタコトなんだよ。」


虎杖
「何してんの?オマエ何してんの?」


まぁそうなるよね。
私だって津美紀さんと止めたことあるもん。


A
「あの時の恵はツンツンしてたもんね。」


釘崎&虎杖
「「その話詳しく!」」


伏黒
「やめろ。」





昔の話。

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

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