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90 - 本編 ページ30

【気持ち】 おかえり





彼の鮮やかな蒼い眼に真っ直ぐ見つめられる。


A
「私は…。」


五条
「…ちょっと待って。」


A
「?」


悟が扉の方を向くと、その扉が勢い良く開いた。


虎杖
「Aー!今日も来たぞー…ってあれ!?」


部屋に入って来た悠仁とバッチリ眼があった。


虎杖
「あーー!!!!」
「伏黒!!釘崎!!A!!起きてる!!」


悠仁がそう大声で叫ぶと、ドタドタと足音が聞こえ、恵と野薔薇が現れた。


釘崎
「A!!!!!」


A
「ぐぇっ!」


ガバッと勢い良く野薔薇が抱き着いて来た。
待って、首締まってる…野薔薇待って…。


五条
「コラコラ、Aは怪我人なんだから。」


そう言って野薔薇の首根っこを掴んで、ポイッと私から引き剥がした。


伏黒
「A、もう大丈夫なのか?」


A
「うん、大丈夫だよ。」


伏黒
「良かった。」


A
「てか、ピザの箱あんだけど誰が食ったの?」


伏黒&釘崎
「「虎杖。」」


A
「お前かい。」





A
「皆に心配かけたみたいでごめんね。」


釘崎
「ホントよ!死んだらどうすんのよ馬鹿A!」


この野郎〜!っと、野薔薇は私の頭をくしゃくしゃと撫で回した。
笑い合う私達を見て、恵と悠仁は柔らかく笑った。





野薔薇が先輩達呼んでくると言って、部屋を飛び出した10分後。


真希
「おーい、入るぞー。」


A
「あ、真希さん!」


2年生の皆が入ってきた。


パンダ
「お、元気そうだな〜。」


狗巻
「しゃけ。」


真希
「A、体はもう大丈夫なのか?」


A
「うん、体はもう大丈夫。」
「そうだ、真希さんが選んでくれた呪具!」
「あれがなかったらやばかった。」
「真希さんありがとう、命の恩人だよ。」


真希
「そんな事ねぇよ。」
「正真正銘Aの実力だ。」


良く頑張ったな。と、言って真希さんは頭を撫でてくれた。


狗巻
「明太子。」


A
「心配してくれてありがと、棘さん。」





ご心配おかけしました。

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

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