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105 - 番外編 ページ45

【七海建人の溜息10】 いただきまーす





五条
「Aと2人っきりかと思ってたのに…。」
「なんで七海もいんだよ。」


A
「あれ、言ってなかったけ?」


モグモグとお肉を頬張り、ついさっき到着したばかりの悟を見上げる。


七海
「五条さんご馳走様です。」


五条
「何ちゃっかりご馳走になってんだよ。」


A
「牛タン美味しいよ〜ほらほら〜。」


五条
「むぐっ。」


まだ何か言いたげな悟の口に焼いたばかりの牛タンを突っ込んだ。





七海
「五条さんと焼肉なんて高専の時以来ですかね。」


五条
「あ〜?そーいえばそんな事もあったな〜。」


2人はお肉を焼きながら話し始めた。
そういえば悟の高専時代の話ってあんまり聞いたことないな。


五条
「あん時は硝子と傑が行こうってうっさかったな。」


七海
「ついでに私と灰原も連れて行かれましたね。」


A
「傑って誰?」


傑と灰原。
知らない人の名前が出できた。
傑という悟の口ぶりからして親しい人なのかな。


七海
「…話してないんですか?」


五条
「…まあ、特に話す理由もないからね。」


A
「悟の高専時代の話あんまり聞いたことない。」


七海
「五条さんは今と大して変わってないですよ。」


A
「見た目も中身も?」


七海
「見た目はほぼ変わってないですね。」
「中身は少し…、少しだけ落ち着きましたかね?」


A
「そうなの?」


五条
「僕は今も昔もグッドルッキングガイさ。」


七海&A
「………。」


キラーンと効果音がつきそうなぐらいグッとポーズを決める悟。
それを建人さんと一緒に冷ややかな眼で見つめた。





ご馳走様でした。

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月17日 0時

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