49 - 番外編 ページ49
【デート行こうか】 デート?
*
眩しい。
思わず目を開ける。
A
「もう朝か…。」
五条
「おはよ、A。」
見上げれば悟が愛おしそうに私を見ている。
本当に朝までずっと抱き締めてくれてたんだ。
素直に嬉しいと感じてしまう。
A
「おはよう。」
*
五条
「ほら、A!これ着けてみてよ!」
そう言う悟の手には、猫の耳が着いたカチューシャが手に握られている。
A
「………。」
むちゃくちゃ笑顔で進めてこないで欲しい。
しかも悟は同じもの既にしっかり着けている。
五条
「絶対似合うよ!ね?」
A
「何が、ね?だよ…。」
*
悟が作ってくれた朝ご飯を食べながら、今日は何しようかなと考えた。
買い物行くのもいいな〜、でも掃除もしなきゃな〜。
何か足りないものあったけ?
五条
「A今日ひまでしょ?」
A
「その決めつけなんなの。」
五条
「まぁまぁ!」
「今日は学校もないし、僕も珍しく何もない!」
A
「へぇ、珍しいね。」
五条
「デートしよ!」
A
「はい?」
その言葉に驚き、フォークで刺そうとしたウィンナーが吹っ飛んだ。
*
五条
「うんうん!似合ってて可愛い!」
結局、着けられた。
ジトーっと睨むが全く気にしていなさそうだ。
まぁ、お金は全部出して貰っているし…、一つぐらいワガママを聞いてあげてもいいかな。
A
「それにしても、デートのド定番の遊園地か。」
五条
「ここのイルミネーションが凄いらしいよ!」
「野薔薇がおすすめしてくれてさ〜。」
A
「野薔薇と何話してんだよ…。」
五条
「ん?デートするならどこがオススメ?って。」
A
「ド直球。」
「野薔薇に何か言われなかったの?」
よくあの野薔薇が素直に教えてくれたな。
五条
「言われたよ〜。」
「Aに変な事したら呪い殺すわよ。って。」
A
「でしょうね。」
五条
「てか、僕ってやっぱり信用ないの?」
A
「私に関しては信用ないと思われてるよきっと。」
五条
「え〜、悲しいな〜。」
「どんなとこがそう見えるんだろうな〜。」
そういいながら、さり気なーく私と手を繋いでくるところですよ。
*
独り占め。
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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時