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ハグ。
*
五条
「じゃ、約束通りハグしてもらおっかな。」
ハグで済んで良かった。
見事勝たせてくれた皆には後でなにか買って行こう。
A
「…お風呂入ってからでいい?」
五条
「だーめ!今して?…ほら。」
悟は抱きしめやすいように、と両手を開いて私を待っている。
A
「…はぁ、汗臭くても知らないからね。」
両手の間にさっと入り込み、悟の分厚い胸板にピタリとくっつく。
五条
「A、ぎゅってして?」
A
「う、うん…。」
どうしようどうしようどうしよう。
今になってもの凄く恥ずかしくなってきた。
そういえば、今まで自分からくっついた事なかった。
ドクドクと脈打つ心臓がうるさく感じる。
頼む、頼むから今だけ静かにしてくれ…。
A
「……顔あっつ……。」
五条
「ん?なんか言った?」
A
「なんも!」
五条
「ほら早くー。」
背中にそっと手を回す。
細身に見えて意外と筋肉あるんだな、と柄にもないことを考えてしまう。
悟はありがと。と言い、そのまま私を抱きしめる。
五条
「Aって本当にいい匂い。」
A
「匂い嗅ぐのやめて。」
五条
「…てか、あんなにガチにならなくてもよくない?」
「そんなに僕の自由にされるの嫌?」
A
「だって…。」
五条
「何されるかわかんなくて怖い?」
「…僕ってそんな信用ないのかー。悲し。」
悟は私の頭の上でそう静かに言った。
A
「…信用はしてるよ。」
「してるけど、まだちょっと怖い、かな…。」
五条
「…そっか。」
A
「ごめん。」
*
てか、なんだこの会話は。

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mito(プロフ) - 稲荷さん» ありがとうございます! (1月16日 12時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - ふおぉぉぉ!更新頑張って下さい! (1月16日 6時) (レス) id: cdc9489625 (このIDを非表示/違反報告)
mito - 琥珀さん» あんまり恵の出て来てないので、現時点では五条落ちになると思います。更新頑張ります。 (1月15日 17時) (レス) id: bf0506b15b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 是非、五条悟落ちでお願いいたします。 (1月15日 16時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時