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【知らない恋心3】 告白
*
伏黒
「…忘れてくれ、頼むから。」
恵は赫い顔を隠すようにそっぽを向いた。
A
「ぜ、全然大丈夫だよ!気にしてないから!」
あははと笑って誤魔化したけど、きっと私の顔も赫く染まっているだろう。
A
「そ、それにしても恵に好きな子いたんだね。」
「真希さん?野薔薇?それとも硝子さん?」
「もしかして他の学校の人?」
気になっちゃうなー!なんて言いながら、お茶の準備をする。
A
「はい、麦茶で良かった?」
伏黒
「………。」
A
「恵?あ、もしかして麦茶ダメ…?」
伏黒
「…お前だよ。」
A
「なにが?」
伏黒
「俺は、お前が好きだ。」
ガシャンッ!!
手が滑りコップを落としてしまった。
A
「ご、ごめん!!破片で怪我してない!?」
慌てて破片を拾い集めようと手を伸ばす。
伏黒
「危ねぇ。」
恵は私の手を掴み、そう言った。
A
「そ、そうだね!ごめん、ありがとう。」
恵はぎゅっと私の手を握り、まっすぐ私を見た。
A
「恵?」
伏黒
「さっきの言葉、本当だ。」
「だから、…逃げんな。」
恵の真っ暗な瞳に酷く動揺した私が写る。
今にも泣き出しそうな、酷い顔だ。
A
「っ、ごめん…、今日は帰って。」
伏黒
「…急に悪かったな。」
しっかり休めよ。と、一言残して恵は帰った。
*
野薔薇
「伏黒は上手くやったかしら…。」
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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時