46 - 番外編 ページ46
【無用心もいい加減に】 忘れもの
*
教室が静かだな。
あれ、もしかして少し早く着きすぎたかな…?
まだ皆きてないのかな?
A
「あ。」
伏黒
「…あ?」
A
「恵いたんだ、おはよ。」
伏黒
「はよ。」
A
「悠仁と野薔薇は?」
伏黒
「虎杖は寝坊らしい。」
A
「なるほど。」
「…野薔薇どうしたんだろ。」
携帯を取り出し、連絡を入れる。
すぐに連絡が帰って来て、女の子の日で辛くて無理だそう。
恵と久々に2人っきりになってしまった。
A
「…今日って訓練あったけ?」
伏黒
「確か午後にあるぞ。」
A
「マジか、ジャージ忘れた。」
伏黒
「先輩達に借りに行くか?」
A
「うーん、別に下にタンクトップ着てるしなぁ…。」
「恵達が気にしないならこれでも別に…。」
伏黒
「よし、借りに行くぞ。」
恵は有無を言わさず、私の手を引いて教室を出た。
あ、気にするのね。なんかごめん。
*
伏黒
「誰一人として持ってねぇとか…。」
A
「だね。」
「家に取りに行くのめんどくさいなー。」
伏黒
「俺のジャージ貸してやるよ。」
「寮すぐそこだから取ってくる。」
男子寮ってどんなんなんだろ。
少し気になる。
A
「私も行く。」
伏黒
「え。」
A
「え?」
*
A
「おぉ、片付いてるね〜。」
「さすが恵!」
伏黒
「そこら辺テキトーに座って待ってろ。」
言われた通りに座って待ってる。
恵はタンスを開けてジャージを探してる。
A
「男子寮って言っても女子寮と変わんないね。」
伏黒
「そうなのか?」
A
「うん、てか全く一緒。」
「家具は恵のセンス?」
伏黒
「あぁ。」
A
「ブラウンで統一されててセンスいいね。」
伏黒
「そうか。」
「…あったぞほら。」
ポイッとジャージが渡される。
ほのかに恵のにおいがした。
伏黒
「…匂いを嗅ぐなよ。」
A
「なんで?恵と一緒でいいにおいだよ。」
「あ!そろそろ教室戻ろ?悟が来ちゃう。」
伏黒
「……。」
A
「恵?」
*
五条
「時間通りに来たら誰もいないってどーゆこと…?」
1570人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時