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【京都姉妹校交流会10】 お詫び
*
A
「…やっぱないかぁ。」
団体戦が行われた森をかれこれ1時間ほどウロウロとさ迷っている。
頭痛いし、疲労もピークだ。
五条
「なーにしてんの?A。」
A
「ゲッ!悟…。」
五条
「なーにその反応、地味に傷つくなぁ。」
「んで、なんか探し物かな?」
A
「……気付いてるでしょ。」
五条
「なんのことかな?」
悟はわざとらしく肩を竦めて、僕知らなーい。とシラをきる。
A
「…ごめん、眼帯なくしちゃった。」
あの戦いの時、特級呪霊と戦うのに一生懸命で眼帯をなくしてしまった。きっと何処かに落としてしまったんだろう。
眼出しっぱで、朝から頭が痛い。
五条
「よしよし。」
よく言えました。と言わんばかりに私の頭を撫でる。
A
「…怒んないの?」
五条
「うん、別に怒ってないよ。」
「眼帯なくしてしょんぼりしてるAかわいい。」
A
「…貰ったもんなくしたのはごめん。」
「…お詫びになんでもするよ。」
「私にできる範囲で。」
悟はその言葉を聞いた瞬間、待ってましたー!と言わんばかりにハイテンションでこう言った。
五条
「じゃあ、お詫びとして僕にチューして?」
A
「死ね変態!!」
「少しでも申し訳ないと思った私が馬鹿だったわ!」
もー、いいや。
そろそろやる種目も決まった頃だろうし、悟はほっといて向こうに戻ろ。
五条
「ごめんごめんって!」
悟はそう言いながら、後ろから抱き締めてきた。
グリグリと首筋に顔を埋める悟。
くすぐったいなー。と思っていたら、急にペロッと舐められた。
A
「ひゃっ!」
五条
「ふふ、かーわい。」
A
「…何してんだオイ。」
「舐めんな馬鹿。」
五条
「…髪の毛、短くなっちゃったね。」
なおもグリグリと顔を埋める悟。
次舐めたらぶん殴ってやる。
A
「……短いのはご不満ですか。」
五条
「いーや、似合ってるよ。」
「綺麗な首筋が見えて、…正直かなりそそる。」
A
「え。」
五条
「お詫びに1日僕の自由にされるってのはどう?」
A
「やだ。」
五条
「何でもって言ったのに?」
A
「ゔ…。」
五条
「あ、いーこと考えた。」
「交流会で勝ったら、ハグで我慢するよ。」
「負けたら僕の自由ね。」
*
これは勝たねば。
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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時