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21 - 本編 ページ21

【怒りと恐怖4】 五条side 独占欲の暴走





A
「さ、悟…?」


様子が違う僕に強ばった表情を見せるA。
それが更に僕をイラつかせる。


五条
「黙ってろよ。」


A
「えっ…んぅ!?」


キスをした。

前にしたような触れるような優しいキスじゃない。

乱暴で、深い、深い、キス。


A
「んっ、んぅ…!」


Aは必死に抵抗しようとするが、力で僕に勝てるわけが無い。

制服に手をかけ、乱暴にボタンを外す。

真っ白なAの肌が眼を引く。
手が触れる度、Aはビクリと反応した。


五条
「反応してんの?可愛いね。」


A
「…っは…!や、やめっ…!」
「息、…できな…!」


五条
「そんな事言われると逆にそそるね。」


涙目で見上げるAは、可愛くて、愛しくて…。
もっともっと、虐めて、鳴かせたい。

また再度キスで口を塞ぐ。


A
「…っは…んっ…!」


何度も、何度も何度も、角度を変えて、深い、深い深い、キスをする。


A
「…っはぁ…、はぁっ……。」


Aは頬を赤くし、トロンとした表情で僕を見る。

ゾクゾクした。

もっと色んなAを見てみたい。

僕だけに見せてくれ。


五条
「…ハハッ、えっろい顔してんな。」


もう抵抗を諦めただろうAの首筋に顔を埋め、首筋に吸い付いた。
綺麗についたそれは僕をもっと興奮させた。


五条
「A、肌白いから直ぐバレちゃうね。」
「…そうだ、逆に見せつけてあげようか。」


首から下がり、鎖骨や、胸、お腹、太腿など…どんどん赫い痕を残していく。
痕を残されるたび、ピクリと反応するAがとても愛おしい。


五条
「可愛い。」


Aの体についた沢山の痕。
まるで僕のものだと言っているようだ。


A
「…だよ……。」


五条
「ん?何か言った?」


A
「…もう、…もう…やだよぉ…。」


小さな小さな弱々しい声が聞こえた。


五条
「…A?」


A
「…こんなの…私が好きな悟じゃないっ…。」


うえぇ…と、子供のように声を出して、ボロボロと大粒の涙を零すA。
その涙に僕は動揺を隠しきれなかった。


五条
「…ごめん。」


と、たった一言を捻り出した。我ながら情けない。
罪悪感でいっぱいになった僕は羽織っていた上着をAにかけ、家を出た。





ごめん。

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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時

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