17 - 本編 ページ17
【初任務3】 両面宿儺
*
A
「あ、恵!」
「…と、キミ誰?」
ある高校の前で恵と無事に再会。
目の前の高校から物凄い数の呪霊の気配する。
虎杖
「伏黒!なんか美少女来た!」
伏黒
「A、電話で言った通りだ。」
「五条先生には連絡してある。行くぞ。」
A
「了解。」
*
夜の校舎は不気味だ。
両面宿儺の指のせいか至る所に呪霊が湧いている。
A
「練習台に丁度いい。」
「雑魚は祓っとくから、恵は指探しといて。」
伏黒
「…気をつけろよ。」
*
雑魚呪霊を練習にどんどん祓っていたら、ドゴンッという凄い音と衝撃が響いた。
A
「…恵?」
いてもたってもいられず、急いで恵の所へ。
*
そこには血塗れの恵と、さっき会った男の子。
…いや、これはあの男の子じゃない。
なんだこの気配は。
A
「…テメェ、恵に何した。」
スラリと鞘から刀を抜き、構える。
伏黒
「A逃げろ!そいつに宿儺が受肉した!」
両面宿儺
「…女の呪術師かァ。」
ゾッとするような気配に冷や汗が額に流れる。
恵は怪我をしている…、私がやらないと。
A
「来るなら来い。」
両面宿儺
「随分と威勢がいい女だな!」
眼帯を外し、左眼を開く。
A
「…は?」
何だこの呪力は。
たかが指1本分だろ?
なのに、なんでこんな呪力あんだよ。
A
「…バケモンかよ…。」
少し怯んだ瞬間、眼の前には両面宿儺が。
両面宿儺
「隙だらけだな。」
両面宿儺が不気味に笑った瞬間、吹っ飛ばされた。
*
伏黒
「A!A!」
私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
眼を開けたら血塗れの恵が私を抱き抱えいた。
A
「…恵ぃ、凄い怪我、だね…。」
頭がぐらぐらする。
体のあちこちが痛い。
伏黒
「俺の事はどうでもいい!大丈夫か!?」
A
「たぶん、大丈夫だと思う…。」
「…宿儺は…?」
ふと気配を感じた方をチラリと見る。
あぁ、見慣れた背中だ。
五条
「生徒の前なんでね、かっこつけてせてもらうよ。」
宿儺
「まったくいつの時代でも厄介なものだな。」
「呪術師は!」
ゴウッと凄い音を立てて衝撃波が飛んでくる。
伏黒
「A!」
恵はぎゅっと私を庇うように抱き締めた。
悟は私達の前に立ち、衝撃から守ってくれた。
五条
「7、8、9…そろそろかな。」
その瞬間、宿儺の気配が消えた。
*
あぁ、良かった。
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mito(プロフ) - ハナさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - いえいえ!これからも応援し続けさせて頂きます!頑張ってください! (2021年3月7日 18時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ハナさん» ご指摘ありがとうございます!次回から気を付けて書きたいと思います! (2021年3月7日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます!大変恐縮なのですが真依さんの「依」は「衣」ではなくニンベンのある「依」だと思います。指摘が間違っていたらすみませんがご確認の程宜しくお願い致します。 (2021年3月7日 16時) (レス) id: 07b8e9cde0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mito | 作成日時:2021年1月13日 21時