優秀な上司を持つと部下は大変です。【降谷零】

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しかも、なにより、上司である降谷くんに知られるなんて......


私はチラッとカウンター越しにいる安室さんに目をむける。



「ふふ、食いしん坊さんなんですね。」



そう言って口元に手をおき、目を細めて笑う安室さん。その笑った顔はちょっとかわいかった。


いやけど、普通に恥ずかしいな、おい。




「ハムサンドと明太子パスタを同時に食べるなんて、相当お腹が空いてたんですね....」

苦笑いしながらフォローを入れてくれる毛利さん。

本当にすんません、出会った直後に気を使わせてしまって。



「ちょっとー！元太くん！
そう言う事を女の人に言っちゃダメだよー！」

歩美ちゃん....貴方小学一年生でそんな事まで気を使ってくれる女子はそこまでいないよ、ありがとう......

「元太くん、デリカシーに欠けますよ。」

彼は....光彦くんかな？ジト目で元太くんを見ている。君もわかってくれるんだね、ありがとう......



私はというもの、恥ずかしくて、恥ずかしくて、どうしようもない。


元太くんに向かって、右手の人差し指で『しー』のジェスチャーをする。

元太くんは、なにがダメだったのかわかってないらしく頭に後ろをボリボリかいている。


初っ端から出足をくじかれてしまった私。

ど、どうなるんだ、コレ......

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