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P.20 ページ21

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長い長い夜も開け


いつのまにか外は明るくなっていた。


時刻は6時ちょっと前。


国語辞典よりも厚い資料もまとめ終わった。
まずは一つ目の課題をクリアだ。


『んっ』


イスに座ったまま伸びをする。


いろんな箇所の骨が軋む音がする。

こんなに酷使してごめんね、私の体。


よし。徹夜した時の恒例行事をしよう。



「テンテケテケテーンテン〜♪

ラジオ体操第一〜♪

背伸びの運動から〜......♪」


そう。ラジオ体操だ。
これをやるのとやらないのでは1日の体の動きが全然違うのだ。


「深呼吸〜♪ゆっくりと息をすいます〜♪

今日も一日どうぞ元気にお過ごしください〜♪

テンテテテンッ〜♪.....」


『ふう』


ラジオ体操が終わり一息ついた時、
不意に後ろから


「小学生の夏休みの朝かよ。」


ハハっと口元に手をあてながら笑う降谷くんが、ドアの壁に寄りかかりながら立っている。




やばい、みられた.....?



『ふるやくん....?いつからそこに.....?』


「ああ〜?いつからだっけなぁ〜」


ニヤつきながらシラを切る降谷くん。
こいつ.....絶対はじめの方からいたのに、面白がって声かけなかったな.....


『声ぐらいかけてくれてもいいじゃん!』


「あまりにも真面目にやってたからな、声をかけずらかったんだよ。」

「ていうか、A、異動初日から徹夜かよ。」


ペシっと私のおでこを軽く叩く。


やべ、前髪あげたまんまだった。


『徹夜する量の仕事を放り投げたのは誰ですかね』


ジロッと降谷くんの方を睨む。


「ごめんごめん。ほら、これやるから。許してくれ。」





ぽいっとコンビニの梅干しおにぎりが降谷くんの手から投げられた。


「朝ごはん、まだだろ?」


変な所で優しいから、これ以上文句は言えない。
こういう所が上手いんだよな、降谷くん。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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amro(プロフ) - 薮田さんはじめましてコメント失礼します!主ちゃんと降谷さんの関係がとってもよく、テンポもよくて好きな小説です!!これからも更新応援しています! (2018年8月8日 7時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
レン - 面白いよ!ガンバって。うん。 (2018年7月1日 20時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
レン - 確かにデスッ! (2018年7月1日 18時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
バーボン(プロフ) - 降谷さんが所属してるのは警察庁警備局警備企画課ですよ。なので、警視庁ではなく警察庁では? (2018年7月1日 16時) (レス) id: 3bad78ac2e (このIDを非表示/違反報告)
薮田さん(プロフ) - サボねん♪JUMPさん» ご指摘ありがとうございます!先程、訂正させていただきました。見づらい小説ですが、よろしくお願いいたします! (2018年6月23日 10時) (レス) id: ee421a758a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:薮田さん | 作成日時:2018年6月14日 3時

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