雨宿り ページ19
一緒に歩きたくはない。
けど、そのまま歩いていたら会場についた。
会場では、スタッフさんがカッパを着てステージのあたりで話し合いをしている。
まだ、雨は止まない。
傘をさしている人、カバンやリュックを頭の上に上げている人、カッパを着ている人、タオルをかぶっている人...たくさんいる。
中止にならなきゃいいなあ...
涼『お前、一人なんだろ?』
『...うん』
涼『俺について来いよ』
『なんで...嫌だよ』
涼『こっち来た方が雨防げるし。どうせこれじゃあまだまだ止まないだろ。とりあえず来い』
『え、ちょっ』
腕を掴まれて、涼にどこかへ連れていかれる。
振り払おうとしても、男の力に適うはずもなく、従うしかなかった。
高校の時も、こう。
無理矢理私を連れだした。
雨を防げる場所なんて言ってるけど
また同じことされるんじゃないかって、怖くて仕方がない。
涼『あの、この人俺の知り合いなんですけど一人みたいで。雨止むまで中入れてもらってもいいですか?』
ずっと黙って下を向いている私にはわからないけれど、涼はどこかの入り口の誰かと話しているようだった。
あまり奥に行かなければいいですよって言う声が聞こえて、中に入った。
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苺(プロフ) - odenさん» ありがとうございます^^更新頑張りますねbb (2014年6月30日 20時) (レス) id: 844e6e4fff (このIDを非表示/違反報告)
oden(プロフ) - 前作の時からファンです♪ 読んでてキュンキュンしますー(*´∀`*)更新楽しみにしています(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年6月30日 19時) (レス) id: cf1c5654c3 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ぴろさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2014年6月12日 19時) (レス) id: 844e6e4fff (このIDを非表示/違反報告)
ぴろ - すごく面白いです!!!毎日更新楽しみしてます(^^) (2014年6月10日 15時) (レス) id: 7ffd02ed3b (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - のんさん» 読んでいただきありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします^^ (2014年6月7日 22時) (レス) id: 844e6e4fff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺 | 作成日時:2014年6月2日 23時