ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート４

天月-あまつき- 倒れる* ページ14

※嘔吐表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

2.天月さいど

くろちゃんと先生と配信中、なんとなく頭がクラクラしてきた。画面酔い？いやでも今まで何度もFPS系のゲームしてきたけど酔ったことないしな…とか色々考えてたらいつの間にか倒れてたらしい。目が覚めると自分の部屋にいた。

天月「しまさん…？」

志麻「そやで。なにあったか覚えとる？」

天月「なんか、画面見てたら具合悪くなって…そこからはあんまり…」

志麻さんが、配信部屋で倒れてたこと、39℃近い高熱が出ていることを教えてくれた。俺めっちゃ高熱じゃん…。寒気がするってことはここからまた熱が上がるんだろう。そう思うと恐ろしい。

天月「あの、寒気ひどくて…」

志麻「まだ熱上がるんやなあ。毛布足すで。俺ずっとここおるし、寝れそうやったら寝ちゃい」

寝れるかは分かんないけど、とりあえず目だけでもつぶっておこう。そう思ってたんだけど、いつの間にか寝ていたみたい。俺を呼ぶ声が聞こえて目が覚めた。

まふまふ「あまちゃんおはよう。まず水分とろうか」

まふくんに水を飲ませてもらう。飲み込んだ瞬間、急に吐き気がして口を押さえた。どうやら熱で胃も弱ってるらしい。

まふまふ「あーごめん、気持ち悪くなっちゃったね。はい、ここ洗面器あるし吐いちゃっていいよ」

差し出された洗面器に、背中をさすられるがまま何度も吐いて。吐き切った頃には酸欠で頭がクラクラしていた。

まふまふ「おっと、大丈夫？一緒に深呼吸しようか。はい吸ってー、吐いてー、もう一回いくよ？吸ってー、吐いてー。そうそう上手。落ち着いてきた？」

天月「ん、もう大丈夫。ありがと…」

まふまふ「眠たいね。熱だけ測って寝ちゃおうか」

体温計を脇に挟まれるけど、自力で支えることができない。あー、これやばいやつだな…。靄がかった思考でぼーっとしていると体温計が鳴ったらしい。引き抜いて、困ったように眉毛を下げるまふくん。熱高いんだろうな…。

まふまふ「すごい熱…。寒気もするみたいだし病院行こうか。車乗れそう？」

小さく頷くと、あれよあれよと話が進んでいって、いつの間にか車の中に。病院まで酔うことなく行けたのはいいんだけど、ほんとにやだ…。

まふまふ「もー、そんな睨まないの。もうすぐで呼ばれると思うし頑張ろうね」

逃げることはできないらしい。起きてるのもしんどくなってきて、まふくんの肩に顔を乗せた。

文字数危ないので次行きます！by作者

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