松本潤 胃腸炎* ページ43
※嘔吐表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。
※会話文が多くなると思われます。ご了承ください。
4.大野さいど
重めの胃腸炎に罹ったらしい松潤。病院には行ったけど吐き気と熱が治らない。今も真っ青な顔で洗面器を抱えて何度も嘔吐いている。
大野「あー、しんどいね。そんな嘔吐いたら喉壊しちゃうからこれ飲もうか」
水を飲ませると大きく嘔吐いて飲んだ水以上の質量のあるものを吐き出した。熱もまだ38.2℃と高いし、病院行ったほうがいいかな。
大野「A、病院行ったほうがいいと思うんだけどこの状態だと車乗せられないよね…」
小野寺「そうだね。お医者さん呼ぼうか。ちょっと待ってて。私電話してくる」
部屋を出ていったA。しばらくすると、あと10分くらいで来てくれるってって戻ってきた。真っ青を通り越して土気色の顔の松潤に、驚いた顔をしている。
小野寺「うわあひどい顔色。冷や汗かいてるし気持ち悪いでしょ。着替えだけしちゃおっか」
着替えとタオルも持ってきたらしいA。二人がかりで汗を拭いて着替えさせた。
松本「んー、眠い…」
小野寺「眠たいね。寝ちゃおうか。私もリーダーもいるからね」
腕を伸ばしてきた松潤を抱っこして、赤ちゃんをあやすように揺らしていると寝息が聞こえてきた。少しでも休めますように。
数分後、家のインターフォンが鳴った。お医者さんがきてくれたみたい。
小野寺「私行ってくるよ。リーダー服掴まれてるし」
よく見ると、松潤の手が俺の服の裾をしっかり掴んでいた。可愛いとこあるんだよなあ。少ししてお医者さんが部屋に入ってきた。
医者「失礼します。松本さん、熱測りますね?胃腸炎とお聞きしたのですが、症状はどんな感じですか?」
大野「お腹の方は落ち着いたんですけど吐き気と熱が治らなくて。水分をとらせてもそれ以上に戻してしまうんです」
先生が点滴の準備をしている間に、松潤の脇に挟んでいた体温計が鳴った。液晶には38.7℃と書いてある。ちょっと上がっちゃったか…。
医者「熱も高いので解熱剤出しておきますね。水分補給の点滴だけしておきます。終わったらご連絡ください」
大野「ありがとうございました」
さっきまでは寝たり起きたりを繰り返していたけど、点滴の効果もあって落ち着いて寝られてる松潤。脱水症状を起こしてしんどいってのもあったんだろうな。
いつの間にか終わっていた点滴を抜いてもらって解熱剤と吐き気止めをもらった。早く元気になってね。
20人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるか | 作成日時:2022年1月11日 14時