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二宮和也 扁桃炎* ページ23

※間接的ですが嘔吐表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。

3.小野寺さいど

ニノが扁桃炎にかかったらしい。翔ちゃんからLINEがきていた。全然気付かなかった…。今どうしてるかな、ちょっと様子見に行こう。

小野寺「ニノー、調子どう?…って、寝てるか」

櫻井「あ、はるか。おはよう。さっき吐いちゃったんだけど、落ち着いて寝れてるよ。ただ熱が下がらなくてね…」

ほらって見せられた体温計。履歴には38.6℃とあった。まだ寒いみたい。寒気が落ち着くまでは体冷やせないし、しんどいよな…。

二宮「んー、翔ちゃん、…あれ、はるか?」

小野寺「うん。心配で様子見にきちゃった。おでこあっついね」

二宮「なんか、熱くなってきた。頭ボーっとする…」

翔ちゃんとアイコンタクトをとってリビングに向かう。冷えピタと氷枕と、一応ゼリーも持ってニノの部屋に向かった。

小野寺「はい、色々持ってきたよ。とりあえず汗すごいから拭こうか。はい、ばんざーい」

汗を拭いて服を着替えさせる。ふふっ、ニノのお腹相変わらずぽよぽよしてて可愛い(笑)風邪が治ったら、松潤と私と3人で筋トレだな。

小野寺「よし、終わり。おでこに冷えピタ貼るね?」

櫻井「頭ちょっと浮かすよ」

ニノの頭を撫でると、私の方に腕を伸ばしてきた。

小野寺「はあい?どうしたの」

二宮「それ、ゼリー…?」

小野寺「うん。食べられそう?」

二宮「ちょっとなら…」

食欲戻ってきたみたいでよかった。翔ちゃんと顔を見合わせる。蓋を開けて、ニノに食べさせた。ゼリーを食べさせること数口。お腹がいっぱいになったみたいで、小さく首を横にふった。

二宮「ごめん、もう無理…」

小野寺「ん、わかった。じゃあごちそうさましようか。半分食べれたし十分だよ」

薬を飲ませて、ベッドに寝かせる。寝かせようとしたら弱い力でしがみついてきたから、そのまま抱きしめて背中をさすった。早く元気になってね。

それからほぼ半日眠っていたニノ。目を覚ましたときには、スッキリした顔をしていた。

二宮「おはよ…」

小野寺「おはよう。顔色良くなったね。熱測ってみようか」

体温計には36.3℃の文字。相葉さあああん!ってニノが部屋を飛び出した。相変わらずの二人の仲の良さに、ほっこりした小野寺でした。

作者より。→←二宮和也 扁桃炎*



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作者名:はるか | 作成日時:2022年1月11日 14時

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