シェアハウス大ピンチ！* ページ16
※嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。
※ほぼ会話文になると思われます。ご了承ください。
10.小野寺さいど
お久しぶりです。小野寺です。って、みんな知ってるか。病院の帰りに車酔いして吐いちゃって。吐き気が落ち着いて松潤の膝枕で横になってたらいつの間にか寝てたみたい。目が覚めると自分の部屋だった。
松本「おはよう。体調どう？」
小野寺「まだお腹痛いけど、気分悪いのは治った。気がする…」
大倉「なんでちょっと自信ないねん(笑)…そうだ、なんか食べられそう？」
小野寺「あんまり食欲ないけど、冷たいものなら食べれるかも…」
取ってくるねって、松潤が私の頭を撫でて部屋を出て行った。待ってる間にお腹が痛くなっちゃって大倉の服の袖を引っ張ると、わかったよって私をトイレまで連れて行ってくれた。まだお腹の調子悪い…。
大倉「しんどいね。すごい脂汗…。タオルと湯たんぽ持ってくるから待てる？すぐ戻るよ」
小野寺「やぁだ…」
急に寂しくなって手を掴むと、困った顔をして私の元に戻ってきた。
松本「お待たせ。これで足りる？」
大倉「うん、ありがとう。はるか、お腹に湯たんぽ当てんで」
お腹にじんわりと温かさが伝わってきて、だんだんお腹が痛いのも下すのも落ち着いてきた。
小野寺「もう大丈夫。ありがと…」
松本「よかった。結構お腹下しちゃってたしこれ飲めそう？」
経口補水液を飲ませてもらう。甘くて美味しいってことはまだ体調よくなってないんだな。わかってはいたけど自覚するとよりしんどくなった気がする。
小野寺「もう無理。疲れた…」
大倉「ようがんばったな。俺が抱えて行くし楽にしとき」
お言葉に甘えて、たぁくんに身を委ねる。ベッドに寝かされたところで目が覚めた。
大倉「あぁごめん、起こしたな。ちょうどいいタイミングやし熱測ろう」
体温計を脇に挟む。熱を測っている間、松潤にゼリーを食べさせてもらって。至れり尽くせりでありがたい。しばらくして音の鳴った体温計には38.1℃の文字。まだ高いけど、病院では39℃を超えていたみたいだし、そう考えると結構下がった。
松本「まだ高いけどちょっと下がったね。これ、まだ食べれそう？」
小野寺「ごめん、もうお腹いっぱい…」
松本「ん、わかった。じゃあ薬飲んで寝よう。もうちょっとで38℃切るし頑張ろうね」
薬を飲んで布団に潜り込む。早く熱下がりますように…。
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作者名：はるか | 作成日時：2022年1月11日 14時
