シェアハウス大ピンチ!* ページ13
※嘔吐、下痢表現があります。苦手な方はUターンをお願いします。
※錦戸さんがオムツを履きます。(今後失敗あり)こちらも苦手な方はUターンをお願いします。
7.横山さいど
お寿司で食中りを起こして、どっくんが寝込んでしまった。ずっと吐き気に苦しんでたんだけど、昨日からお腹の調子も悪くてトイレと部屋を行ったり来たり。吐くわ下すわで少しも休めていなくて、本人もしんどそうだから昨日の夜からオムツを履かせている。
渋谷「亮おはようさん。体調どう?…って、まだしんどそうやね」
錦戸「頭熱いのに、寒い…」
熱を測ると38.4℃。寒いってことは、まだ熱が上がるんだろうな。ずれた毛布を肩までかけて体をさする。目が閉じかけた瞬間にガバッと起き上がった。気分が悪かったみたいで、真っ青な顔で口を押さえている。
横山「はい、洗面器あるし、ここ吐いてええよ」
洗面器を差し出して背中をさすると、何度か嘔吐いて吐き出した。ただ、すぐに吐くものが無くなったみたいで胃液まで戻してしまっている。
渋谷「そんな嘔吐いてもしんどいだけやしこれ飲もうか。気持ち悪いの全部出しちゃおうな」
水を飲むと、嘔吐くことなく吐き出したどっくん。脂汗かいてきてるし、めちゃくちゃしんどそう…。
錦戸「もう大丈夫。ありがと…。あの、ごめん、オムツ替えてくれん…?」
横山「はいよ。謝らんでええねんで?体調悪いんやししゃーない」
どっくんのオムツをぱぱっと替える。甥っ子の相手し慣れててよかった。オムツを替え終わった頃にはもう夢の中。高熱のせいであんまり眠れていなかったから、少しでも寝られますように。
それにしてもおでこ熱いなぁ。熱を測ると38.6℃。ここからまた上がると思うと恐ろしい。吐くのも下すのもひどいし、寒気が落ち着いたら病院かな…。
錦戸「寒いの落ち着いてきた…」
横山「ホンマか!よかったぁ。どっくん熱高いし、あんまり水分も取れてへんやろ?病院行ったほうがええと思うねんけど、車乗れそう?」
小さく頷いて、俺の方に腕を伸ばしてきた。抱きかかえながらすばるにアイコンタクトをとると、了解って立ち上がって車を出しに行った。
渋谷 すばる車準備できたしいつきてもええよ
既読だけつけて、毛布ごとどっくんを抱き上げてすばるの待つ車に向かう。病院行って、少しでもよくなったらいいな。
20人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるか | 作成日時:2022年1月11日 14時