ひきこもりでもシェアハウスしたい！パート3

となりの坂田。発熱 ページ3

3.志麻さいど

録音が終わって、レコーディングルームから自分の部屋に戻るとうらたさんからグループ宛てにLINEが届いていた。

坂田が高熱を出しているらしい。全然気づかんかった。車出すよと返信して、坂田を病院に連れて行った。

診察結果は喉にくる風邪。薬局で薬を受け取って家に帰った。

志麻「ただいま〜」

センラ「おかえり。坂田しんどそうやね」

うらたぬき「うん。喉風邪みたい。ちょっと寝かせてくる」

センラ「…うらたん疲れた顔してんで。俺代わろうか？」

うらたぬき「じゃあお願いしていい？」

ということで、俺とセンラで坂田を看ることにした。

熱を測ると38.6℃。まだ高いけど病院で測ったときよりはだいぶ下がった。

さっきから何度も咳き込んでいる坂田。息苦しくて目が覚めてしまったみたいだ。

坂田「っゲホゴホ、まぁし、しんどい…」

志麻「しんどいなぁ。お水飲んでみよう。むせないようにゆっくりな」

センラから水を受け取って坂田に飲ませる。しばらくすると咳も落ち着いたみたいだ。ベッドに寝かせようとすると抱きついてきた坂田。そのまま抱きしめて、赤ちゃんをあやすように体を揺らしていると寝息が聞こえてきた。ゆっくり休めますように。

それから坂田は、目を覚ますことなくぐっすりと眠っていた。丸一日くらい経ったところで、坂田が目を覚ました。

坂田「今、何時…？」

センラ「夜の8時くらいやで。顔色良くなったな」

坂田「なんか、楽になったかも…」

志麻「…うん、熱も下がってそうやな。測ってみようか」

熱を測らせると36.5℃。坂田、復活です！

作者より。→←となりの坂田。発熱*

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