センラ 風邪 ページ10
1.センラさいど
あー、やばい、頭割れる…。昨日の夜から頭痛がひどい。明け方からは寒気も感じていて、熱も出ているんだなっていうのが嫌でもわかる。
久しぶりの体調不良ですっかり参ってしまって、部屋を出る気にもなれない。でも、一人でどうにかできるような体調でもなくて、シェアハウスのグループにLINEを送った。
センラこんな変な時間にごめん。体調崩したみたいで、誰か部屋に来てくれるとありがたい…
志麻大丈夫!?今すぐ行くから待ってて!
まーしぃからの返信に安心して目をつぶる。数分後、おでこに何かが触れる感じがして目が覚めた。
志麻「ごめん、起こしちゃったね。今どこしんどい?」
センラ「頭痛くて、寒い…」
志麻「熱まだ上がりきってないんやなぁ。とりあえず熱測んで?」
体温計を脇に挟まれる。しばらくして鳴った体温計には、37.6℃とあった。微熱だけど、寒いってことはこれからまた上がるんだろう。
志麻「37.6℃か…。寒いってことはまだ上がるんやね。…眠たい?寝てええよ。ちゃんと俺ここにおるから」
手を握ってお腹をトントンと優しく叩いてくれる。優しい鼻歌に吸い込まれるように目をつぶった。
それから数時間後。サァっと血の気が引く感じがして目が覚めた。体は熱いのに背中からゾクゾクと寒気がして、思わず自分の腕をさすってしまう。それを見て何かを察したまーしぃが俺と同じ布団に入って体をさすってくれた。
センラ「まーし、ありがと…」
志麻「いえいえ。ちょっと熱測るね?」
抱きしめたまま体温計を挟まれる。しばらくして、体温計を見てびっくりした顔をするまーしぃ。熱、相当高いんだろうな。何度なのか気になるけど、自分の体温を知ったら余計にしんどくなりそうだからやめておいた。
志麻「熱すごいな…。寒気落ち着いたら病院行こう。大丈夫だからね」
毛布の中でずーっと体をさすってくれるまーしぃ。熱いだろうに申し訳ない…。少しして、だんだん寒気も落ち着いてきた。
センラ「も、寒いの大丈夫…」
志麻「ん、わかった。ちょっと運転できる人呼ぶね」
スマホをいじるまーしぃ。しばらくすると、俺を抱き上げて車に向かった。
坂田「センラ、酔ったら教えてな」
センラ「ぅん…」
志麻「センラ寝そうやわ。車動かしちゃって」
坂田「わかった」
正直眠たくて眠たくて仕方ない。心地よい揺れと車内の暖かさに、目をつぶった。
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カナデ - 了解です!ありがとうございます! (返信おくれてすみません!) (2022年5月30日 17時) (レス) id: 03e4576b50 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - カナデさん» 全然ないです!いつでも歓迎してます♪ (2022年5月29日 19時) (レス) id: b4fc6a3f3a (このIDを非表示/違反報告)
カナデ - リクエストの回数制限とかってありますか? (2022年5月29日 19時) (レス) id: 03e4576b50 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - カナデさん» はい! (2022年5月29日 18時) (レス) id: b4fc6a3f3a (このIDを非表示/違反報告)
カナデ - お邪魔します、質問とかって良いですか? (2022年5月29日 18時) (レス) id: 03e4576b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれいと | 作成日時:2021年9月5日 22時