【歌い手】奇跡ってあるんです。【luz】

▼痛みには弱いんです。 ページ21

水道の水で血を洗い流していると、



幼馴染が何処からか



救急箱を出して来ていた。



「ここ、座って？」



私は言われるがままに



食卓の椅子に腰を掛けると



幼馴染がいきなり、



指を切った方の腕を掴んで来た。



『ちょ…』



私は掴まれている手を引っ込める。



「なに？」



『痛いのやだ。』



「ちょっとだけだから我慢して？」



『やだ。』



私が頑なに拒否をしていると、



幼馴染は怪訝そうな顔で



こちらを睨んでくる。



「ちょっとだけだから、ね？」



『嫌だってば。』



幼馴染はとうとう痺れを切らし、



無理やり腕を掴んで来た。



もう一度振りほどこうと手を引くが、



今度はビクともしない。




結局、私の嘆きも虚しく、



消毒液をぽたぽた垂れるほど



含んだガーゼが、私の傷口に当てられる。



『…っ！！！』



声にならない痛みに



思わず涙目になる。



幼馴染に目をやると、



さっきまでの顔は何処に行ったのか、



腹を抱えて笑っている。





…こいつ、殴っていいですか？




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
どうも！お久しぶりです！

本当にluzくんの小説かと疑うほど

luzくんの名前が見当たりませんが、

もうちょっとで出せると思うんで、

今は幼馴染くんと

イチャラブしてて下さ(殴

▼激おこなんです。→←▼成長期（？）なんです。

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