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Taste of home �� ページ8
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ユウタとショウタロウがAの部屋に着いた時にはもう、
年が明けてしまっていた。
Aのスマホのロック画面にも『January 1 』と表示され、
2022年の到来を告げていた。
「あけましておめでとう。それから歌謡祭お疲れ様」
新年の挨拶とともに労いの言葉をかけながら、
2人を家の中に招き入れた。
「うわっ、めっちゃいい匂いする…
もしかして、すき焼き？」
リビングに踏み入れた瞬間、
充満する匂いに気がついたショウタロウが目を輝かせた。
「そうなの。今日のメインはすき焼きにしたんだ。
ショウタロウくん食べたいって言ってたのを聞いてさ。
2人がすぐに食べられるようにもう煮てるよ」
以前ショウタロウがすき焼きを食べたいと話した時に、
韓国でも作れると答えたものの、
まだすき焼きを食べさせてないという、
ユウタからの情報があったのだ。
せっかくだからリクエストに応えてみたと言えば、
ショウタロウは嬉しそうに笑った。
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作者名：DAMN | 作成日時：2022年6月23日 20時
