Her Days (ページ15)

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First and Last ③ ページ15

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｢あれ、ジェミンいなくね？｣

ドンヒョクがジェミン不在に気がついたのはもう少しで順番が回ってくる、という時だった。

前にマクオッパとドンヒョク、後ろにジェノと私が並び、オッパとの話に夢中になっていて、気がつかなかったらしい。

｢ヒョンの教室から移動し始めた頃にはもういなかったよ｣

お前気づくの遅すぎ、とジェノ。

｢まじか。お化け屋敷5人で入場で、ちょうど良かったのに｣

｢まあ、1グループが5人までってだけだから、4人でもいいだろ｣

オッパが、残念がるドンヒョギを宥める。

そうこうしているうちに、あと1組で私たちの番になった。

私たちの前に並んでいるのは、女の子2人組で、
1人はドンヒョギと私と同じクラスのヘインちゃん。

私は名前を知っているくらいでちゃんと話したことがないけど、ドンヒョクは時間が会った時に結構話す、と言っていた子だ。

｢今更だけど怖くなってきた。入るのやめようかな…｣

｢辞めちゃうの？！30分も並んだし、一緒に入ろうよ〜。
私も1人じゃ怖いしさぁ…｣

｢うぅ…ごめん！やっぱり無理だ、怖い…出口で待ってるから｣

というやり取りが聞こえてきて、ドンヒョクの横から彼女らを見る。

どうやら、他クラスの女の子が列から外れるらしい。

例え学祭レベルのお化け屋敷でも、1人で入るのは心もとない。

ドンヒョクも2人のやり取りを見ていたようで、
オッパとジェノに聞いてから、その子を誘って5人で入ることになった。

ヘインちゃんは1番安全？な真ん中にすることは当然として、
私たちをお化け屋敷に誘ったドンヒョギが先頭をオッパに押し付けた結果、オッパ、ドンヒョク、ヘインちゃん、私、ジェノの順になった。

入場からヘチャンの叫び声が響き渡り、マクオッパがうるさい！と言うお決まりのやり取りに、ヘインちゃんはくすくす笑っていた(可愛い)。

ちなみに出た後、ヘインちゃんが、BLACKPINKのデビュー曲がすごく好きだと伝えてくれた。

仕事でなかなか登校できず、同じクラスの子とあまり話す機会がなかったからとても嬉しかった。

お化け屋敷の後に合流したジェミンは、｢おつかれ〜｣と呑気な口調で私たちを出迎えた。なんて自由なやつ。

私の唯一で最大の高校の思い出はこんな感じ。

ヘインちゃん、同じクラスだった子たちは元気かなぁ。

ソウル芸術高校卒業式の記事を見ながら思いを馳せた。

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久しぶりすぎて、書き方が分からない…