Her Days (ページ12)

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Asia Music Award ③ ページ12

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《Aside》

「A！前の方空いてるからおいでよ！」

名前を呼ばれたステージ前方から、
スンチョルオッパとジョシュアオッパが手招きしてくれていた。

さっきまで公式の場だから、と遠慮していたのも忘れ、
二人のもとへ小走りで向かう。

「Aがあまりにも居心地悪そうにしてたから、
見てられなくて呼んじゃった」

「ジョシュアオッパが神様にしか見えない。
本当に助かりました。一生ついて行きます」

ありがとう、と顔の前で手を合わせると、
ジョシュアオッパは声かけて正解だったね、と微笑んだ。

「顔が迷子の犬みたいで、面白かったぞ」

私とスンチョルオッパは、
顔を合わせる度に小競り合いをしているが、
今日も例外でなくいつものように小競り合いが始まる。

「そんなこと言うんだ。
スンチョルオッパには感謝しない」

「A、お前な！
俺が先に気づいてシュアに教えたんだぞ」

小言を始めたスンチョルオッパと、
ここに座りなと場所を空けてくれたウォヌオッパとの間に
ありがたく座らせてもらう。

しばらくウォヌオッパと話していると、
全体構図が整ったようで、写真撮影が始まった。

ジョンウォンくんとジョンハニオッパが、
ハートを作っているのを見たからか。

ジョシュアオッパが片手でハート半分をつくり、
こちらに伸ばしてきたことに気づき、
もう半分のハートを作ってあげた。

残念ながら公式には載らなかったけど、
ハートを作る私とジョシュアオッパの間で
拗ねた顔をしているスンチョルオッパが可愛いと、
SNSでかなり話題になったらしい。

私とSEVENTEENオッパたちが仲がいいということを、
他のグループのファンの皆さんも知ってくださっていて、
危惧していたようなことにもならなかったので一安心した。

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