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生存戦略 ページ10
……背中がいたい。
ゆっくり目を開くと、しらない殺風景な天井。
と___
「……目覚めたか」
「え、」
ベッドの縁に政道が腰掛けてた。
「まっ…て、どういうこと、」
「誘拐した」
あぜんとした。誘拐って……どういうこと?
「なんで、」
まだ重い身体を起こして聞いてみる。
「あー…」と言葉に詰まって政道は頭を搔いた。
「その、ごめんな」
「え」
「あのとき……戦ってて気が昂ってた」
この前戦ってた時とは全く想像もつかないほど、政道は申し訳なさそうに言った。
「……ううん、わたしはいいの」
「…喰種になってからいっつもこう、赫子を使えば使うほど制御できなくなる」
政道に優しく抱きしめられる。
あったかい。
「……あのね、政道」
「ん?」
「どうして……喰種になったの?」
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作者名:惰 | 作成日時:2023年7月21日 23時