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かくいうわたしは、本部隊に回されなかった。
任されたのは他の区の守り。


「確かにAは強い。けど、これからもっと強くなる伸び代を兼ね備えている貴重な若い人材だ、もしもの事があっては困る」


…なんて局長には言われたけど。



いつどんな時も一緒にいた政道と一緒に戦えないのはやっぱり、さみしい。


それに何より心配。




「…もしもの事なんて、ないのに」




パパとママを喰種に殺された「あの日」から、わたしはお兄ちゃんにこれでもかと訓練を受けてきた。

そして結果が実ってここにいる。




「…わたしだって、政道といっしょに戦いたいよ」




自分よりも政道のことが心配。



だって相手は“梟”、最強の喰種なんだよ。

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作者名: | 作成日時:2023年7月21日 23時

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