告白はLOVE or LIE!?【橙】 (ページ43)

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康二｢Aさ、、、

明日仕事終わったら飯いこ｣

｢う、、うんいいけど｣

え？そんなこと？？？

意味のわからない状況に、いつも通りの会話でプチパニックになる

康二｢あと、めめとの撮影の時近づきすぎるのやめとこ｣

｢いや、仕事やし｣

康二｢それでもやめとくねん｣

小さな声で後ろから話すからどういう状況かまったく読み取れない

康二｢翔太くん照れさすのもあかん｣

｢なにもしてへんよ別に｣

康二｢、、、そういうことちゃうー｣

｢全然わからへん｣

私が今の気持ちをそのまま声に出すと、

康二くんははぁ、とため息をついて抱きついてる腕を離した

康二｢ほんま、全然わかってへんねんいつも｣

言ってることは冷たいけど、振り返ってみた顔は笑ってた

｢え、、なんかごめん｣

｢もうええわぁ笑｣

するりといつものように手を繋がれて、ソファまで連れていかれる

いつもと様子の違う彼に戸惑っていた

｢どうしたん？｣

康二｢どうしたもこうしたもあれへんわぁ

大事件やでほんま｣

｢え、なにが？｣

康二｢また教える｣

そしてそのまま座って私の肩に頭を置いて寝てしまった

｢、、、え、、何？？結局｣

すぅすぅと聞こえる寝息が、心底落ち着いた

もういっか

もう、彼に嘘ついたってバレなければいいか

今のままでいいから

このもどかしく訳の分からない関係でもいいから

彼のそばにいたかった