「なんかちっちゃい。（深澤辰哉）」

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「あ、ふっか、SixTONES来たよ」




大晦日。ふっかと並んで座って、紅白歌合戦を観る。




『ほんとだ！なんか懐かしいな〜』




「……あれ、そういえばふっかってスマホ確認したっけ」




『あ、してない』




「見る？」




『うん』




充電がなかったから、少し充電してから電源をつける。




「パスワードつけれる？」




『えーどうだろ』




小さい手でキーパッドを一生懸命押すふっか。やばいね、めちゃくちゃかわいい。




『パスワード見たでしょ』




「……あ、確かに。でも見てないよ！ふっかかわいいなーって思って」




『ありがと(笑)……うわ、LINE 999+だ』




「そりゃそうだよ。既読つける？」




『…………どうしよう』




「……私は、つけた方がいいと思うよ。ちゃんとメンバーに伝えた方がいい。私なんかのところにいるより、メンバーにお世話してもらった方が絶対いいよ。みんあ心配してるし、ね？」




『……………ここの住所教えて』




「え？」




『ここの住所！』




「え、あ、うん」




住所を伝えると、それをスマホにメモするふっか。




『合ってる？』




「うん、合ってる」




『ね、引っ越さないでね、分かんなくなっちゃうから』




「引っ越さないよ(笑)」




ふっかって、ほんと謎だよね。

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