「深澤辰哉は言わせたい。（深澤辰哉）」 (ページ22)

今日:3 hit、昨日:29 hit、合計:121,132 hit

21 ページ22

佐久間「Aちゃんなんかそわそわしてる？」

昼休み、私のところに来てくれた2人と食堂に座った。

岩本「あ、そっか。今日帰ってくるんだもんね」

『...うん』

そう、今日はようやく辰哉が出張を終え、こっちに帰ってくる日。

夕方に着くから、先に家にいるらしい。

佐久間「あーなるほどね。ほんと可愛いね〜Aちゃん」

ニッコニコの佐久間くんに頭を撫でられる。

岩本「おい佐久間、ふっかに殺されるぞ」

ありがとう岩本くん。佐久間くんに撫でられるのが別に嫌なわけじゃないけど、罪悪感が湧くから。

佐久間「ごめんごめん、なんかAちゃん猫っぽくて撫でちゃうんだよね〜」

『え、猫？』

佐久間「うん。ツンツンしてるように見えるけどふっかのこと大好きでしょ？マイペースな部分あるのとか、特定の人にしか甘えないとことか。うん、猫だ」

『いや猫ではないけど...』

佐久間「猫みたいだと思わない？」

岩本「まあ否定はしない」

『...でも前に辰哉にも言われたことあるかも』

“Aーおいで”

“....何急に”

“ぎゅってしてほしいんでしょ？ほら”

“......”

”ん、いい子いい子。なんかAってさ、猫みたいだよね“

”......猫？“

”そう。典型的なツンデレっていうの？可愛い“

......早く会いたいな。

佐久間「...完全に世界入っちゃってるね」

岩本「まあいいんじゃない？」

こんな会話が繰り広げられていたこと、私は知らない。