お前なんか嫌いだよ。 (ページ16)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,416 hit

16 ページ16

ヒョンたちには、ご飯いらないって言ってた。なんて嘘ついたけどあいつ腹減ってないのかな

きっと朝から何も食べてない

俺たちのご飯を準備して、今は13時を回ろうとしている。

もう昼の時間だ

あんだけ朝食べたのに体は素直で決まった時間になれば必ず空腹感が生まれる。

俺の部屋で、何してんだろ

ちょっと怖がらせすぎただろうか

いやいやいや、
男をなめてるあいつが悪い

「…………あーったく、」

嫌いなら、むかつくなら、ほっとけばいいのにこのむしゃくしゃする気持ちはどうにもできなくていつの間にか自分の部屋に向かっていた。

なーにきにしてんだか、

ほっとけばいい話なのに

まだいい人の部分が残ってたってことにしとこうかな…。

ガチャ

「やだ……ごめんなさい…助けて」

はっ？

ドアの先にある光景に目を疑った

Aがほぼ何も身につけていない状態で涙を流し、助けを求めている。その上にまたがってベルトに手をかけていたのは「チャニョルヒョン、何やってんの？」

話によればこいつが出て行かないとヒョンに言ったらしい。

涙をいっぱいためて、体を震えさせて

怖がっているのが目に見えてわかる

大抵の女なら喜ぶシチュエーション…

だけどこいつは嫌がってる
その証拠は見ればわかる

ヒョンに謝られていつもなら呆れ笑なんてして流してたけどそんな気にもなれなくて無言でいれば、空気を察したのかヒョンはなにかこいつに言い残した後に部屋を出て行った。