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「A。ほんとに急にすまない」

申し訳なさそうな顔をしてオッパが私が乗っている助手席のドアを開けた。

そう。ここはexoの宿舎の目の前。
一週間後の本番に間に合わせるには一緒に生活を送り、少しでもメンバーと打ち解けて練習をするしかなかった。

「女の子1人を男12人の中につっこむ兄も最低だな」

キャリーバッグが私の手から奪われる。
こういうさりげない優しさがオッパがみんなに好かれる一つだろう。

「最低なんかじゃないよ。私が了承したんだからいいの。オッパは気にしないで自分のことして。ただでさえ要領悪いんだから」

「ははは。ありがとなA。みんな、いいやつだから。カイは気が立ってるから分からないけど、困った時はいつでも電話してきな」

「うん。わかった。カイさんの代わりになること認めてもらえるように頑張るよ」

「無茶だけはしないこと。昔から無茶ばっかするんだからお前は。ここだよ」

オッパと話しているうちにいつの間にかexoの宿舎であろう玄関に着いていた。心臓がさらに脈をあげる。緊張していないはずがない。不安もいっぱいだ。でも、オッパのためにもやるしかない。やるって決めたんだから。

「荷物。ありがと。もうこっからは1人で大丈夫だよ!まだ仕事あるんでしょ?早く行きなって」

「ほんとにありがとう。また連絡するから。」

じゃあな。とオッパは振り返らず溜まっているであろう仕事に向かった。

玄関の前に1人立っている私。
入るしかないと決意を固め、ドアに手をかけた。

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- 更新頑張ってください! (2014年3月23日 21時) (レス) id: d694b159f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まうむ | 作成日時:2014年1月28日 22時

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