Regrets of Love 5

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ありえない。
ありえない！！
ありえない！！！！

な ん な の！？


「高校の同級生ならぜひ一緒に！」

って、はぁ！？

篤人に助けを求めたら

「いんじゃね？Aキレイだし」

って、はぁ！？


え、ホント何？

ただでさえ最悪な質問しなきゃいけないのに、その上顔作らないといけないなんて…。

これがちゃんとできたら女優の道に進んでやるわ。


篤人まで後押ししやがって。
ふざけんなよ、内田。
あんたと違ってこっちは素人なんだよ！



こりゃもう厄日を超えた最厄日だわ。

人生で1日あるかないかの最厄日認定だわ！！



ってメイクされながらブツブツ思ってる。
隣ではやたら不敵な笑みの篤人。
超意味わかんない。
ざまーみろくらいに思ってんのかも。



「じゃカメラ回しますんでスタンバイお願いしま〜す」

ついに呼ばれてしまった。

ホントヤダ…。



ご丁寧にイスが向き合って斜めに並べられてる。

私はインタビュー内容が書かれた紙を持って嫌々座る。

だけど私がゴネて時間を押すわけにはいかない。

そこは大人対応をする。



「特に段取りないしフリートークでいいんでそんなに緊張しないでください」

スタッフに苦笑いされる…。
相当引きつった顔してるんだろうな、私。

それを聞いてた篤人が笑う。

「後で覚えといてよ、篤人」



赤いターリーが付きカメラが回りだす。


私は思ってる内を全部顔から消し、私が出しうる最大の笑顔に変えてやった。

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